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zoom RSS 「公務員のためいき」というブログを読んで溜息…

<<   作成日時 : 2012/06/21 07:26   >>

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G20における野田総理の挙動は各国から失笑ものだったらしい。目はうつろでキョロキョロするばかり、原発再稼働については一言も言い訳できず、1日で帰国してしまう。歴代総理の中で、最低の評価を受けたとも言われる。「嘘つきは泥棒の始まり」というが、マニフェストでここまで嘘をついて、あげくの果てが国民から税金を泥棒のごとく集めようというのだから、まさに至言だ。したがって、それを支える最大支持母体「連合」の責任は大きい。主要ポストに連合の組織内議員や推薦議員が重用されているが、財界・官僚・出身企業の意向がダイレクトに実現できる「政権」のもつ魔力にみんな魅入られ、毒されている。

「連合通信」は6/19のニュース速報でこう伝えた。

○法案の早期成立求める/「一体改革」の3党合意で連合が談話
 民主、自民、公明の3党が合意した「社会保障・税の一体改革」の内容について、連合が6月18日に談話を発表した。談話は「政府案に対して一部修正、および継続協議・検討となった項目はあるものの、いわゆる『ねじれ国会』のもとで3党が合意したことは、改革を一歩でも進めるためのものとして連合は受け止める」と評価。与野党の真摯(しんし)な議論を通じて、関連法案の早期成立を求めるとした。


空疎な文章については、後に掲げるが、G20には、各国の労組代表も参加し、野田総理に要請したが、惨憺たる様子だったらしい。東京新聞はさすがに指摘している。

成長戦略の弱さ露呈 首相のG20意見表明(東京新聞 2012年6月20日 朝刊)
 野田佳彦首相はメキシコのロスカボスで開かれている二十カ国・地域(G20)首脳会合で18日、意見表明し、消費税率引き上げを含む社会保障と税の一体改革関連法案の成立に努力していると強調した。だが、G20が首脳宣言に「強固でバランスの取れた成長」を明記する方向なのに、首相の意見表明は成長戦略が貧弱で、各国との落差が目立った。 (ロスカボスで、渡辺隆治)
 意見表明の各首脳への割り当ては六分間。首相は昨年11月の仏カンヌでのG20で表明した通り、消費税増税法案を三月に国会提出したと報告し「2015年10月までに消費税率を10%まで段階的に引き上げる」と内容を詳しく説明した。
 経済成長も「日本経済にとって財政再建と成長は車の両輪だ」と言及はした。しかし、具体策は「日本再生戦略を通じて経済の再生に取り組んでいる。2012年度は2%を上回る成長が可能になる」と述べただけ。具体性の点で増税とは大きな開きがあった。
 重点が財政再建にあるのは、成長などを議論する19日の首脳会合に出席せず帰国の途についたことからもうかがえる。首相の説明を不十分と感じた首脳は多かったはずだ。
 首相は17日、G20に合わせて集まった各国の労組トップとの会合に参加。労組側から「緊縮財政に偏らず、需要の喚起や所得の適正配分のための政策を取るべきだ」と求められる場面もあった。<以下略>


「連合」のまじめな組合役員や活動家は、どうすればいいのか問われている。「公務員のためいき」という、東京三多摩のさる自治労市職労委員長のブログを紹介する。
http://otsu.cocolog-nifty.com/tameiki/2012/06/post-f6c9.html

2012年6月16日 (土)「消費税引き上げの問題」
 木曜の夕方、ターミナル駅の前で「労働組合を作りましょう 連合は応援します」と書かれたチラシ入りのティッシュペーパーを配っていました。議長代行として、私も役員の一人を担っている連合地区協議会の取り組みでした。駅に向かっていたサラリーマン風の男性にティッシュを渡した時、その方から「連合は消費税の引き上げに賛成なのですか」という質問を受けました。
 私からは即座に「反対ではありません」と答えましたが、ちょうど近くに連合三多摩の事務局長がいたため、そちらに案内しました。すると事務局長は「連合は賛成の立場です」と言い切られていました。個々の産別や組合、もちろん組合員一人ひとりの考え方に温度差はありますが、連合という組織としての意思は「賛成」であるという趣旨の説明も加えられていました。
 改めて連合のトップである古賀伸明会長の消費税に関する過去の発言を確認してみると次のような内容でした。「社会保障制度改革と税制改革の骨格をきちんと示すことができれば、増税があっても受け入れなければならない」とし、「福祉をきちんとするためには、国民も負担するという合意形成の努力を優先すべきだ」という税率の引き上げを容認する発言を見つけることができます。
 この消費税引き上げを柱とする社会保障・税一体改革関連法案をめぐる民主、自民、公明3党の修正協議は昨夜、それぞれが一定の歩み寄りを見せながら合意に達していました。民主党内で法案に反対する動きがありますが、この3党合意により、現行5%の税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%へ引き上げる道筋が大きく開けたと言えます。ちなみに会期末の21日までに衆院で採決し、参院審議をにらみ、政府与党は8月までを軸に会期を延長する方針を固めているようです。
 話は前後しますが、先週土曜日には連合フォーラム21という組織の懇談会がありました。地元の各組合が推薦している衆院議員の長島昭久さんとの意見交換の場でした。現在、長島さんは外交担当の首相補佐官を務めているため、野田総理の意気込みや悩みも間接的に伝わってきました。全体を通し、いろいろ興味深い話を伺えながら、久しぶりに長島さんと率直な意見を交わせる機会となり得ました。
 その中で、やはり消費税に関するテーマは重要な論点でした。長島さんから赤字国債に依存している国家財政の問題、民主党の社会保障に対する考え方などの説明を受けました。また、消費税の引き上げはマーケットからの国債の評価に繋がるため、今回の法案を通す必要性が強調されていました。成立できなければ、国の統治能力が問われ、国債の暴落を招く危険性があることを憂慮されていました。
 税金は安ければ安いほど歓迎されるはずです。さらに「消費税を引き上げる前にやるべきことがある」「景気が悪い時に引き上げるべきではない」という反論も頭から否定できません。このブログをご覧くださっている皆さんの中でも、消費税の引き上げに対しては様々なご意見があろうかと思います。私自身の考え方は2年前に投稿した一連の記事を通し、引き上げもやむを得ないという立場を明らかにしていました。
 参考までに関連した記事5点を掲げましたが<略>、結論的な内容は最後の「国債問題に対する私見」の中でまとめています。その最後の箇所に記した「国債の信用を落とさないためには財政の健全化が必要、歳出削減には限界があり、消費税増税も視野に入れなければならない、そのために政治家と公務員の歳費や人件費を削減し、国民全体で痛みを共有していく土台を築く」という考え方は基本的に今も変わりありません。したがって、長島さんの説明も違和感なく、私の頭の中には入っていきました。
 なお、私どもの組合の中で、消費税の問題を真正面から議論する機会は持ち得ていません。それでも前述したような問題意識を示しながら、社会保障と税体系全体を見直す中で消費税の議論が避けて通れない、公共サービスの維持拡充のためには国民負担率の上昇は避けられないという連合や自治労の見解を機関紙の記事の中で、組合員の皆さんには伝えてきていました。
 今回の記事内容は、いろいろな切り口からご意見が寄せられることを覚悟しています。本論ではありませんが、国会議員と意見交換すること自体、批判の対象にされる方もいらっしゃるのかも知れません。いずれにしても民主党政権だからという理由で私自身も含め、連合や自治労が消費税の引き上げを容認しているのではないという話を綴らせていただきました。加えて、特にコソコソ隠す必要のない日常的な組合活動の一コマ一コマを通し、消費税引き上げの問題を取り上げてみました。<以下・略>


まじめな委員長さんなのだろうが、今や自治労もこのように他の大産別と変わらなくなりつつあること(言い過ぎであるが、あえて…)に惨憺たる思いを抱く。「連合」の決まり文句に「顔合わせ・心合わせ・力合わせ」という、潮流の違う統一の中でも仲良く運営するという「作風」があることは、以前にも紹介した。結果、相互批判はしない、自己主張はしない、路線の違う対立を引き起こす課題は持ち込まない、という「仲良しクラブ」状態に陥り続けている。3.11以降、変わるのではないかと微かな期待をもったが、結果、変わっていないように見える。上記の文中にでてきた長島和久・民主党衆院議員は、慶應大学応援指導部出身で米国一辺倒の保守主義者だが、それでも「民主党」候補者になれば、何の問題もなく労組との関係が保障される。そこには組合員の意識や国民の生活、さらには責任者たる労組役員の個人意思などは入る余地がないレールが敷かれている。紹介したブログには、多くの組合員からもアクセスとコメントがあるという。こんな時期、現役を離れていて、まさに無責任な言い方だが、自治労としての矜持を持ち続き得てほしいと思う。

別に紹介したいとも思わない文章だが、「連合」事務局長談話を掲げておく。言葉の空虚さはともかくとして、南雲事務局長の出身が電力総連東電労組ということに、やはり「誤り」を感じる。何とかしなければ、完全に大企業正社員クラブになってしまう。しかし、少しは「痛み」を表現すべきではないか−。

2012年6月18日「社会保障・税一体改革に関する3党合意についての談話」日本労働組合総連合会 事務局長 南雲 弘行
1.  6月15日、民主党、自由民主党、公明党は、「社会保障・税の一体改革に関する確認書」に合意した。政府案に対して一部修正、および継続協議・検討となった項目はあるものの、いわゆる「ねじれ国会」のもとで3党が合意したことは、改革を一歩でも進めるためのものとして連合は受け止める。
2.  確認・合意された社会保障制度に関する主な内容は、[1]持続可能な社会保障制度の確立、社会保障制度改革国民会議の設置などを盛り込んだ社会保障制度改革推進法案を一体改革法案とともに今国会で成立させる、[2]政府提出の社会保障改革関連5法案について修正を加え今国会で成立させることである。社会保障関連法案の修正で、幼保一体化施設である「総合こども園」創設が見送られ、社会保険の適用拡大の対象者、施行時期が後退したことは残念である。今後新たに設置される社会保障制度改革国民会議において、少子化対策、社会保険、高齢者医療、生活保護について検討が行われる。政府・与党が「社会保障・税一体改革」でめざした「全世代支援型」の社会保障制度の構築に向け、丁寧な議論を行い、国民合意の下で改革を進めることを強く要望する。
3.  税制改革については、消費税の段階的引き上げにあたり、社会保障の安定財源化、中小事業者などの価格転嫁対策の強化、低所得者対策の実施などについて合意に至ったことは、連合が求める改革の方向性と合致している。一方で、低所得者対策として複数税率の導入についても検討することや、所得税や資産課税の累進性強化については2013年度税制改正で措置することなど、政府案から一部修正・先送りが行われた。引き続き、所得再分配機能の強化を含めた税制抜本改革の実現に向け、与野党で建設的な議論を行う必要がある。
4.  少子高齢化が急速に進行するなかにあって、社会保障と税の一体改革は待ったなしである。国会での与野党の真摯な議論を通じ、これらの法案の早期成立を求める。
 連合は、引き続き「働くことを軸とする安心社会」をめざし、「新21世紀社会保障ビジョン」「第3次税制改革基本大綱」で掲げた連合の考え方を政府・与野党に働きかけるとともに、各職場・地域で運動を展開し、その実現に全力で取り組んでいく。


自分のパソコンも怒りをおぼえているのか、実に動きが悪い。メディアは総崩れのなかで、琉球新報だけは、実に辛口のコラムを掲げた。紹介して終わりとしたい。

<金口木舌>夢を描けぬ政治家を抱えるのは重荷(琉球新報 2012年6月20日)
ボーナスから貯蓄に回すお金は昨年より1万5千円アップだそうだ。電通総研が全国1200人の成人男女を対象にインターネットで実施した夏のボーナスの使い道調査で分かった(本紙17日付15面)▼ボーナスの世帯平均想定額は昨年比1万1千円減の59万6千円。預金や貯蓄に回すのは27万7千円。支給額が抑制される中で“生活防衛”を優先させる家庭の姿が目に浮かぶ ▼一方、調査では消費支出は8千円減の15万5千円。使い道の首位は昨年に続き「国内旅行」(30・0%)、そして「ぜいたくな外食」(11・2%)と続いている ▼調査を行った電通総研は「大切な人と大事な時間を過ごすお金を惜しまない傾向がある」と分析している。東日本大震災後の価値観の変化がそうさせるのだろうか ▼ただ自身の生活実感からすると、ボーナスの大半は子どもの教育費に消える。もしあれば欲しいのは景気の冷え込みに効く“防寒具”か。「大切な人と大事な時間を」は理想だが、県民所得が全国平均の7割の沖縄は、本土と趣が異なるだろう ▼消費税増税論議は加速するが、求めるのは財布のひもを緩めさせる政策。家庭では「子どもの将来への投資」と学費の工面に四苦八苦しているのに、この国はまともにビジョンすら示せない。納税者にとって夢を描けぬ政治家を抱え続けるのは重荷。そろそろ仕分け作業でも始めるか。


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内 容 ニックネーム/日時
PCの不具合には苦労しますね!
どれだけ時間をとられたことやら。今朝東議員がTVでいってましたが、税を上げるとか、国民に負担をかけることについて、政治生命をかけるなどというのはありえない!
そのとおり!
しごく納得しました
もっとも
2012/06/21 20:27

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