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zoom RSS 生命の源・水を守り抜いた「奇跡の勝利」に学ぶべき

<<   作成日時 : 2016/12/07 06:23   >>

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年明け1月解散・総選挙の可能性が高まってきた中で、本来は国内テーマで怒りたいが、これほどの奇跡の闘いと勝利がほとんど報じられないので、頭に刻む。米国の先住民族が聖なる土地と水を守るために起ち上がり、市民や退役(現役も)軍人も支援し、勝ったのだ。日本では昨日ハフィントンポストがトップで報じたが、ネットでも見えない(赤旗は報じた)。米国政府が先住民の土地を支配下に置き、石油開発業者が土地に穴をあけ、パイプラインを通じて石油を移動することを強制的に認めさせようとした事への闘いが米国内でもほとんど報じられず、その勝利が日本では知られないということに強い「恐怖」を覚える。

近似する状況にある沖縄では、琉球新報が、昨日「米本土では住民抗議で工事中止 陸軍管理地の送油管建設、沖縄と“二重基準”『水源、環境に配慮』」との見出しで、以下の通り報じた。

>【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米国防総省傘下の陸軍省は4日、米中西部ノースダコタ州などで民間企業が進めている「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設を巡り、陸軍省が同州などで管理する区域での工事を許可しないと発表した。石油漏出による水源汚染や環境破壊を懸念してネイティブ・アメリカン(先住民)が建設中止を求めていた。オバマ政権は国内の先住民らの主張に配慮する一方、同じく自然環境への悪影響が指摘される沖縄の辺野古新基地建設や北部訓練場の新ヘリパッド建設では、県民の反対にかかわらず工事推進の立場を堅持している。“二重基準”が浮き彫りになった格好だ。
 ノースダコタ州のミズーリ川とダム湖のオアヒ湖の下を通るパイプライン建設に反対しているのは、建設予定地の近くに居留地を持つスタンディングロック・スー族。「水資源を脅かされる」「先祖ゆかりの聖地や遺跡が破壊されている」などと主張し、全米から集まった賛同者や各地の先住民らと共にキャンプを張り、抗議活動を続けてきた。
 工事予定地は米陸軍工兵司令部が管理しており、着工には陸軍省の許可が必要となる。スタンディングロック・スー族は米連邦裁判所に建設計画中止を求めたが、訴えは却下されていた。
 だが、オバマ政権は判決後、検討が必要としてオアヒ湖付近の連邦政府所有地での工事を全て停止。陸軍省はスー族や、パイプラインの建設会社との協議を経て、工事を許可しないことを最終的に決定した。ジョー・エレン・ダーシー米陸軍次官補は声明で「責任を持って工事を完了させる最良の方法はパイプラインのルートを変更することだ」と強調した。
 米主要メディアは数カ月にわたり座り込みなどで抗議してきた先住民らの「大きな勝利」(ニューヨークタイムズ)と報じた。
 パイプライン建設を巡っては建設に反対するスタンディングロック・スー族と、建設会社2社の作業員や警備員が激しく対立。フランスのAFP通信などによると、建設会社側が反対派を催涙スプレーや犬で強制排除したため、負傷する人もいたとした。抗議の様子は世界中の注目を集めるとともに、強制排除の方法が問題になっていた。
 ただ、トランプ次期大統領は建設を推進する方針を明言しているため、今回の決定が覆される可能性も指摘されている。

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-406737.html

赤旗の記事も添付しておく。

>米政府、パイプライン却下 反対運動の先住民 勝利に沸く ノースダコタ 建設計画
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-12-06/2016120609_01_1.html

この闘いをきちんと伝えてきたのが「世界の裏側ニュース」というブログであり、そこの記事を紹介してみたい。9/6には「先住民族が聖なる土地と水を守るために立ち上がる・アメリカ」との見出しで「アメリカ先住民による、史上最大の抗議活動が行われるが、メディアは完全に無視 この瞬間にも、アメリカのダコタでアメリカ先住民による抗議活動として史上最大の保護活動が行われている」と綴られ、以下の通り、訴えた。「この地球が荒廃し汚染され、森は破壊され、鳥が空から落ちてきて水が黒くなり、流れにいる魚は毒に冒され、木がなくなる。私たちが知っているような人間はほとんど存在していない日である。また、水圧破砕法(Fracking)による石油の発掘自体からも、水道水が汚染されて飲めなくなるなど、深刻な環境汚染を各地で起こしており、確固とした反対活動は止むこともありません。日本でも水源地を守ろうと活動されていらっしゃるNPO法人もあります。水道も民営化しようという動きもありますし、さらに外資に手渡そうという計画も。まったくの他人事などではありません。そして水は人間の生命活動にとってもっとも大事なものです」と。
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12197232334.html

深く考えさせられるテーマであり、したがって、このブログが昨日掲げた記事が胸を打つ。これを了解も得ずに全文学習したい。このブログは写真も素晴らしいので原本で読むべきだが…とにかく感謝。

奇跡:世界が団結し水を守る先住民が勝利 (世界の裏側ニュース 2016-12-06)
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12226040500.html
12月4日、Oceti Sakowinキャンプ場におけるダコタ・アクセス・パイプラインに対する地役権が否定され、アメリカ先住民や他の活動家たちが祝っています。
 今日、USアーミー・コープス・オブ・エンジニア(US Army Corps of Engineers)社は、スタンディング・ロック・スー族の居留地にある湖の地下にダコタ・アクセス・パイプラインを貫通させる地役権を認めないと発表し、8月から数か月におよぶ抗議活動に終止符が打たれました。
 スタンディングロックスー族代表Dave Archambault 二世氏のコメント:「そのかわりコープス社は可能性のある代替ルートを調べるため、環境影響評価報告書の作成に着手するということです」
「私たちは経営陣の決定を心から賞賛し、オバマ大統領やアーミー・コープス社、司法省、内務省サイドで歴史の方向を修正し、正しいことをする方向へ向かおうとする、その勇気に最大限の感謝をもって褒めたたえます」
 他の活動家Brandon Iron Hawk氏:「まだ終わったわけではありません。彼らが退去するまで、私たちはこの場所を離れません。いつでも嘘は存在し、以前にも嘘をつかれましたから。それでも今夜は祝います」
 そしてFacebook上には、次のような賞賛の言葉が掲載され、多くの人の共感を呼んでいます。

何かが起こりました。何かとんでもないことが。美しいことが起きました。意図されたものではありませんでした。偶然起きたことです。しかし何か美しいことが起きました。
どの政治家にもできなかったことが。どの宗教の指導者にも成し遂げることができなかったことが。外交官や仲裁者、人権活動家やグループにできなかったことが。
しかし今までほとんどの人がその存在を知らなかった、小さな場所でそれが起きました。
スタンディング・ロックという場所でです。
アメリカ先住民のグループが一団となりました。
彼らはモンスターを止めるために団結したのです。
腐敗して病んでいて、お金や強欲、憎しみなど人間の醜い部分すべてから出来上がった強力なモンスターです。
数百万人の人間を毒にさらす可能性のある、猛毒のある黒い蛇です。
そしてこの戦士たちの小さな一団が気高く、力強く立ち上がり反抗し、モンスターを止めました。
わずかな人たちを除いて、このことを知っている人はいませんでした。
この蛇が物語を伝える人たちの声を奪っていたからです。
水を守る者たちはそれを知っていましたが、引き下がることはありませんでした。
彼らは平和と祈りの中で一人、一人と立ち上がり、この水を守る者たちは強さを増していきました。
蛇は彼らを攻撃し、噛みつきました。シューと声を出して威嚇し、何度も繰り返し攻撃しましたが、水を守る者たち決して揺らぐことはありませんでした。
彼らは祈りと平和の中で力強さを保ち、絶え間のない圧力の下でも対抗することはありませんでした。
そして言葉が広がりました。人々が集まってきました。もっと。さらにもっと。そして彼らは一団になって立ち上がりました。
あらゆる人種や肌の色、宗教や社会的立場のブラザーやシスターは、モンスターの蛇に反対して一致団結して立ち上がりました。
そして言葉が広がりました。
抗議活動やデモ行進が行われ、募金や必需品がこの大義のために集められ、この惑星中から人々が集まりました。
生きとし生けるものが生きながらえるために必要な一つのものを守るため、この平和な戦士たちを助けるために、母なる地球全体から人々が集まりました。
水。そしてこの戦士たち。
この水を守る者たちは不可能なことを成し遂げました。
彼らはこの惑星を団結させました。
今、私たちは一つになりました。一つの人種に。
人類の歴史上初めて、地球全体が一つになったのです!
そしてこれまで誰も聞いたことのない場所の一握りのアメリカの先住民が不可能を成し遂げたことに感謝すべきでしょう。
ほとんど勝ち目のない中、彼らは世界を変えました。
水を守る人たち、ありがとうございます。
私たちはあなたたちには返しきれない恩義を負いました。


この勝利は、ハフィントンポストも指摘しているように、先住民たちの強い意識とその正義の闘いに共感したSNSが全米を、そしてオバマを動かしたものだ。上記の「モンスターの蛇」が日本にも、沖縄にも襲いかかっている中で、そしてさらにこの闘いと勝利を拡げることがトランプ政権による巻き返しを防ぐことにもなる。以下、ハフィントンポストも資料として保存しておきたい。

>「聖地が脅かされる」アメリカ先住民族、石油パイプライン建設に抗議行動(The Huffington Post  |  執筆者: Joseph Erbentraut : 2016年11月15日)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/14/dakota-pipeline-protest_n_12975788.html

>「ダコタ・アクセス・パイプラインの抗議行動を終わらせろ」共和党がオバマ大統領に圧力(the Huffington Post  |  執筆者: Michael McLaughlin 2016年12月02日)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/04/dakota-access-pipeline_n_13407758.html?utm_hp_ref=japan

>「ダコタ・アクセス・パイプライン」ルート変更へ アメリカ先住民たちの誇りを賭けた抗議デモが実る(The Huffington Post 2016年12月05日)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/05/dakota-access-pipeline_n_13422492.html?utm_hp_ref=japan

金曜日に出る「労働情報」誌949号でも「水」を取り上げたが、水は生命の源であり、最も重要視しなければならない。しかし、醜悪なモンスターは開発と利権のためにいとも容易に破壊しつつある。人間という種は、自ら死滅しつつあるのではないか、アベとトランプはそれを加速させている…。

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