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zoom RSS MXテレビのねつ造報道をみんなで糾弾すべき

<<   作成日時 : 2017/03/03 06:38   >>

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「アッキード事件」発言で騒然としたようだが、山本太郎さんは質問の冒頭で山城博治さん長期拘束に強く抗議した。「4ヵ月半もの長い拘留 非人道的な扱い。アムネスティ・インターナショナル等からの声明を安倍総理は受け取っているはず。ネルソン・マンデラ・ルールに違反するどこぞの独裁国家顔負けの扱いに強く強く抗議する!」と。やっとメディアは森友学園事件をきちんと報じはじめたが、同様に重要な問題が山積している。沖タイの見出し「基地反対リーダー、17日に初公判 保釈の見通し立たず」に凍る。そして、共謀罪・南スーダン・働かされ方改悪などの課題でも労働組合の姿があまりに希薄だ。「春闘期だから」…そんなはずはない(苦笑)。もちろん平和フォーラムはいずれの課題でも最先頭で努力している。しかし…

市民の皆さん(他に言い方が無い…悩む)は、多様な重要課題にそれぞれ発信し、行動している。昨日も冷たい雨の中、東京新聞とMXテレビ社前で行動があったことを、池田幸代さんがリツイートしている。多くの方の声があふれている。

●東京新聞本社から東京MX「MXの開き直り見解をゆるさない緊急行動」へ梯子。幸い雨も上がり安田浩一さんも急遽登壇で怒り爆発「取材しないニュース女子は許せない」。そもそもネットに溢れるジャンク情報を寄せ集めたような番組に「ニュース」とか付ける時点でとんでも番組なわけだが(-_-)
○今日、TOKYO MX前にヤスさんが来て、高江のことや博治さんのことを話して下さいました。高江で歌った「今こそ立ち上がろう」を皆で歌い、悔し涙しました。これは全国の問題です!
●辺野古で長年頑張ってきた泰さん、「MXニュース女子は沖縄戦経験したおじいやおばあをどこまで侮辱するのか!」
○過去に2度、全会一致でヘリパッドの反対決議をした高江区。70代の男性は「前以上に反対している」N4地区のヘリパッドが完成してから夜間訓練が多くなり、眠れない夜が続いている。「この森にしかいない貴重な動植物もいる。静かなのが一番いい」
●「ニュース女子」MX前抗議行動。ジャーナリストの渡瀬さんがアピール。「沖縄の民意を無視した基地押し付けに声をあげざるを得ない」
○MX前抗議行動、ジャーナリストの安田浩一さん初登場。「ニュース女子は徹底的に批判しなければならない。取材しない番組は許せない。沖縄基地反対運動を揶揄して傷つけている。ニヤニヤしながら批判するな」


次号の「労働情報」誌編集作業に関わりながら、重要な「事実」の連続に改めて驚いている。さらにはNETで多くの方の発信を見ていないと、規制(既成/寄生)報道だけでは情勢が見えない。そんな異様な時代なのだろう。世界中で多くの報道陣が拘束され、弾圧されているし、トランプや橋下・小池・アベなどポピュリズム型政治家は、巧妙にメディアを選別し、世論操作をはかる。本来はそこに労働組合が登場し、反撃するはずだが、ここでも企業別労働組合がブレーキをかける。そして秘密保護法の際には批判の一翼を担った業界自体が、共謀罪や電通事件、MX問題では表面に出てこない。

水島宏明さんがハフィントンポストのブログで、MX側がBPOが審議をしている真っ最中にもかかわらず、BPOが数ヶ月後に出すであろう「意見」などの決定(裁判でいえば「判決」に相当する)の機先を制し態度表明した異様さを厳しく指弾している。これも本来は民放労連の役割なのだろうが、そう簡単にはいかない事情があるらしい。とにかく、重要な指摘だ。

TOKYO MXが「ニュース女子」で発表した"居直り"(ハフィントンポスト 水島 宏明・上智大学教授 2017年03月01日)
http://www.huffingtonpost.jp/hiroaki-mizushima/news-joshi-justification_b_15071356.html?utm_hp_ref=japan
 出張先の熊本にいたら、ある新聞社の記者から電話がかかってきた。
「TOKYO MXが例の『ニュース女子』で見解をホームページ上に発表したんですが、読んでいますか?」
「えっ? だってあの問題はBPOが2つの委員会で審議している問題ですよね? 問題が審議中に見解を発表しないものでは??」
「そうなんですが、その内容が『ニュース女子』を正当化するものなんです。大至急、読んでください」
 そんなやりとりがあって、さっそくTOKYO MXのホームページを開いてみた。
TOKYO MX=東京メトロポリタンテレビジョン株式会社の、最初のページの「INFORMATION」という見出しに入り口があった。
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番組「ニュース女子」について 番組「ニュース女子」に関する当社見解を掲載いたしました。(2017/02/27)
出典:東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 公式ホームページ
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それをクリックしたところにある「当社見解」というページにTOKYO MXの主張が細かく記されている。
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当社では、本番組の放送後、視聴者の方々等から寄せられた指摘等を踏まえ、本番組の内容について調査、
確認を実施した上で、本番組について次のとおり考えるに至っております。
1.番組内で使用した映像・画像の出典根拠は明確でした。
2.番組内で伝えた事象は、番組スタッフによる取材、各新聞社等による記事等の合理的根拠に基づく説明であったと判断しております。
3.上記1.及び2.のとおり、事実関係において捏造、虚偽があったとは認められず、放送法及び放送基準に
沿った制作内容であったと判断しております。
4.本番組は、当社が直接関与しない制作会社で制作された番組を当社で放送するという持込番組に該当しますが、当社は、放送を行った点において放送責任を負う立場にあり、持込番組であっても内容のチェックを行っています。しかしながら、本番組では、違法行為を行う過激な活動家に焦点を当てるがあまり、適法に活動されている方々に関して誤解を生じさせる余地のある表現があったことは否めず、当社として遺憾と考えております。
5.番組の考査体制に関し、より番組内容のチェックレベルを向上させるため、考査手順、考査体制に関し更なる検討を行います。
6.再取材、追加取材をもとに番組を制作し、放送致します。調査及び取材を丁寧に実施するため、数か月の制作期間を経て放送することを予定しています。
出典:東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 公式ホームページ
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 結論としては、今回問題になった「ニュース女子」の番組内容を踏まえて、数ヶ月かけて再取材した番組をつくって放送する、というもの。
 おそらく各社の新聞記事の見出しなどは、ここがポイントとして見出しになるはずだ。
 だが、BPOに関係する放送局のケースを検証してきた立場からすると、このMXの「当社見解」の表明には無視してはいけない「不遜な態度」が見え隠れする。
 それは、BPOが審議をしている真っ最中にもかかわらず、BPOが数ヶ月後に出すであろう「意見」などの決定(裁判でいえば「判決」に相当する)の機先を制している点だ。
 簡単にいえば今回の「当社見解」は「私たちの見解はこうです」「私たちは体制の見直しを考えています」「私たちは検証番組をつくって放送します」というものだが、それはBPOもどうせ「社内の考査の体制などを見直せ」「検証番組をつくって放送しろ」と言ってくるに違いないと高をくくって、BPOが決定を出す前に「先に態度表明」をしている。
 確かに放送に関しては何ら強制力を持たないBPOは、放送倫理に審議しても「再発防止」などの社会体制の見直しや検証番組の放送などを「意見」したり、「勧告」したりする程度しか機能を持っていない。
それでも民放各社とNHKが出資して運営する機関なので、放送局に対してある種の「権威」を持ってきたわけだが、今回のMXテレビの姿勢は「どうせそんな程度しかやれないでしょ?」という不遜な態度が透けてみえる。
放送関係の人間から見れば、BPOの権威を「真っ向から否定」したようにも読み取れる不遜な文章なのだ。
なかでも筆者が注目したのは以下の部分である。
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2.番組内で伝えた事象は、番組スタッフによる取材、各新聞社等による記事等の合理的根拠に基づく説明であったと判断しております。
3.上記1.及び2.のとおり、事実関係において捏造、虚偽があったとは認められず、放送法及び放送基準に沿った制作内容であったと判断しております。 
出典:東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 公式ホームページ
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 「番組内で伝えた事象」を「合理的な根拠に基づく説明」であったとし、事実関係に「捏造」「虚偽」があったとは認められない、としている。これは筆者を含めてMXテレビの「ニュース女子」を疑問視する立場とは真っ向から対立する。
 この点は「『ニュース女子』の放送内容は報道機関として問題のないものだった」と、自らを正当化する見解になっていて、正直なところ、こういう見解を発表したことには筆者は驚いた。
 筆者もそうだし、BPOの委員たちもおそらく、TOKYO MXも(番組をつくった)DHCシアター=化粧品健康食品大手DHCの子会社との関係上、経営的に「事情」があったのだろうと同情的な見解を持っていたからだ。
それがMX テレビそのものが、番組内容を反省するどころか、「居直り」の姿勢を見せたのだ。
 MXと対照的なのが、大阪の毎日放送だ。「事実とは何か」を真摯な姿勢で取材し、丁寧な番組づくりをしているが、その中では今回の「ニュース女子」の問題も登場する。
 基地反対運動について取材した同社ドキュメンタリー「映像’17  沖縄 さまよう木霊 〜基地反対運動の素顔〜」では、「ニュース女子」で放送された基地反対派の妨害行為によって破壊された救急車の写真が、検証報道の結果、実は沖縄の救急車の写真ではなかったという事実が報道されている。
http://www.mbs.jp/eizou/backno/170129.shtml
 今回のMXによる「当社見解」の公表の結果、現在、「ニュース女子」を2つの委員会で審議しているBPOがこうした「居直った」テレビ局に対してどういう裁断を下すのか、これまで以上に注目されることになった。
 権威というのは、それを相手側が認めてこそ、権威の側がいう発言や決定などに重みを持つ。
 「そんなもの認めない!」という相手が登場したとたん、権威の側こそ必死にその存在理由を示す必要が出てくる。
 メディアと政権との関係でも、「既存のメディアは嘘ニュース」などという暴言を吐く人物が政権トップになったとたん、それまで既存メディアが持っていた権威が怪しくなってしまう。世界的にみればそうした潮流の中に私たちはいるのだろう。
 ここはBPOの「本気」を見せてほしいと切に願っている。


最後に、琉球新報の怒りの社説を掲げる。これを頭に叩き込むために、今日は綴ってみた。あらためて恐るべき時代に生きていることを実感している。

<社説>東京MXの見解 事実曲げて開き直るとは(琉球新報 2017年3月1日)   
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-452742.html
 事実をねじ曲げた番組を反省せず開き直るとはどういうことか。事実を放送する責任を放棄するならば、存在意義さえ疑われる。
 東京MXテレビは、1月2日放送の「ニュース女子」について「事実関係において捏造(ねつぞう)、虚偽があったとは認められず、放送法および放送基準に沿った内容だった」との見解を発表した。今後も虚偽を事実として放送すると宣言したに等しい。
 事実でないことをあたかも事実であるかのように伝えることは「捏造」にほかならない。真実でないことを真実と見せ掛けることは「虚偽」以外の何物でもない。
 番組では、米軍北部訓練場のヘリパッド建設反対運動に参加する人たちを「テロリスト」に例え、反対運動で救急車が現場に向かえないなど、数々の「うそ」を流した。にもかかわらず「捏造、虚偽があったとは認められない」と結論付けたのである。承服できない。
 東京MXの「放送番組の基準」には「放送を通じてすべての人の人権を守り、人格を尊重する。個人、団体の名誉、信用を傷つけない」とある。
 ヘイトスピーチ(憎悪表現)などに反対する団体「のりこえねっと」の辛淑玉(シンスゴ)共同代表は、沖縄の基地反対運動を扇動する黒幕であるかのような虚偽の内容で批判された。「放送基準」に反する明らかな名誉棄損(きそん)である。
 「放送基準」には「政治、経済、社会生活上の諸問題は公平、公正に取り扱う」ともある。だが、番組を制作したDHCシアターは「犯罪や不法行為を行っている集団を内包し、容認している基地反対派の言い分を聞く必要はない」としている。「放送基準」からも到底認められないはずだ。
 東京MXは「違法行為を行う過激な活動家に焦点を当てるがあまり、適法に活動されている方々に関して誤解を生じさせる余地のある表現」があり「遺憾」ともした。
 「誤解」とは、視聴者が間違った解釈をすることであり、そのことが残念だったと言っているにすぎない。
 東京MXは再取材して放送することも表明した。事実を追求する姿勢がない現状のままでは、事実に迫る番組は期待できない。
 放送は全て事実に基づかなければならない。その常道を踏み外したことを真摯(しんし)に反省し、対策を講じない限り、東京MXは信頼を回復できない。


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