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zoom RSS 変質続けるメーデー 88回記念で原点にもどれないか

<<   作成日時 : 2017/04/20 06:05   >>

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驚き、呆れ、怒ることばかりだが、連合愛知のメーデーが4月22日開催であることを知らず絶句。まさかと思いHPにアクセスしたが、確かに「第88回愛知県中央メーデー&2017名古屋地協メーデーフェスティバル」は4/22開催とある。今年からではなく、他の県下10地協も4/23が3つ、5/7が1つ、5/13が2つ、5/14が4つと、完ぺきにGWを外している。県内で最も力をもつ自動車会社の意向なのか、理由は不知だが、この日程ではアースデーと完全にぶつかってしまう。だいたい名古屋市長選は4/23投票なのだが…。かつて連合内ではメーデーに関しては「激論」があった。内容に関しても多々あったが、最終的に日程は、中央メーデーに関しては5/1にこだわらずにGW最初の休日となったが、今でも大阪をはじめ5/1に開催している地域もある。できる限り多くの参加者が家族連れで集まれる日程・内容にと言われるが、年々参加者数は減る一方とも聞く。かつては「5/1を国民の休日に」と要求したことがあったが、どこに消えたか…(苦笑)。

メーデーに関する「激論」内容や「思い出」についてはいくらでも書けそうだ。この日だけは労働運動が潮流を超えて「統一」した日でもあった。しかし、本来のメーデーの趣旨とはどんどんかけ離れていくことに危惧する。ある役員は「年に1度の労働者のお祭りだから、人を集めりゃいい」と言い切った。かつては一部が国立競技場でスポーツ大会として開いたこともあるが、要は使用者や為政者が「容認」する「労働休日」の消化方法でもあった。

個人的には、もはや連合内では葬り去られている過激な「メーデー歌」が好きで、今でも諳んじている。本来、メーデーとはゼネストなのだ。
♪聞け万国の労働者 とどろきわたるメーデーの 示威者に起る足どりと 未来をつぐる鬨の声
汝の部署を放棄せよ 汝の価値に目ざむべし 全一日の休業は 社会の虚偽をうつものぞ
永き搾取に悩みたる 無産の民よ決起せよ 今や二十四時間の 階級戦は来たりたり
起て労働者ふるい起て 奪いさられし生産を 正義の手もととりかえせ 彼らの力何ものぞ
われらが歩武の先頭に 掲げられたるメーデー旗を 守れメーデー労働者 守れメーデー労働者

8時間労働実現をめざす闘いの記念日であるメーデーが88回目を迎えるという。しかし、多くの参加者はその意味も言葉の由来もわからないと思う。連合愛知でさえもHPには「メーデーの目的」として「1886年にアメリカの労働者たちが団結し権利を要求したメーデーの起源や歴史を確認するとともに、労働者保護ルール改悪反対など、社会へのアピール」と書いているのだが…。

同じ思いをもつ方も多いようで「連合通信」にはメーデー特集が掲載されていた。その思いに賛同し、世界の動きと合わせ、了解も取らずに全文転載する…特に米国の動きは必見だし、感謝!。ここまで危機に瀕しているのに統一ができない日本のメーデーはやはりおかしい。

祝!第88回メーデー/本物の8時間制を/メーデーへ行こう(連合通信 2017.4.11)
 第88回メーデーが近づいてきました。8時間労働制を求めて立ち上がった米国労働者の闘いが、メーデーの原点です。過労死を招くような残業の規制が切実な課題になっている時だけに、先人が勝ち取った「8時間労働制」の意義を再確認し合いたいものです。
 メーデーは、その時々の切実な要求を持ち寄る場でもあります。最低賃金引き上げや男女平等、共謀罪などの政治課題についても大きな声を上げましょう。
◆〈第88回メーデー〉長時間労働根絶が焦点/平和と民主主義の危機に
 第88回メーデーは、労働運動にとって一丁目一番地の課題である長時間労働の根絶が焦点になります。世界では米国のトランプ政権が戦争政策を進め、国内では「現代版治安維持法」とも呼ばれる共謀罪創設法案の強行が狙われるなど、平和と民主主義の危機がかつてなく高まる下で行われることも特徴です。
 労働組合の長年の要求だった労働時間の上限規制が3月、政府の「働き方改革実行計画」に盛り込まれました。ただ、肝心の上限は過労死認定基準の水準。余暇を楽しみ、家庭、地域社会で責任を担える生活時間を確保するにはほど遠いのが実情です。
 「8時間は労働、8時間は睡眠、8時間はわれわれの自由に」というメーデーの原点の意義が今ほど響く時はありません。職場や地域で「実効ある上限規制を」の声を広げる好機です。一方、残業代ゼロで働かせ放題の「高度プロフェッショナル制度」の創設など、長時間労働根絶に逆行する労働基準法「改正」法案(継続審議中)が、一緒に成立させられようとしている点にも注意が必要です。
 米国は4月6日、突然シリアへの軍事攻撃を行いました。安保法制を昨年施行した日本は、今後一層の軍事協力を迫られることが必至です。道理のない戦争への加担は、事態をさらに複雑化させるばかりでなく、国内でのテロを誘発させかねません。
 内心を取り締まりの対象とし、捜査当局による盗聴や監視の強化、逮捕・勾留を容易にする「共謀罪」創設法案も、政府与党は6月までに数を頼みに強行する構え。暗黒の戦時体制を強め、無謀な戦争に突入した戦前日本社会に逆戻りさせてはなりません。
◆〈メーデーの歴史〉8時間労働制要求が原点
ガスタンクが夜の目標メーデー来る 金子兜太
ごみ箱に乗りメーデーの列を見る 加倉井秋を
 5月1日に行われる労働者の祭典メーデー。初夏の季語にもなっており、社会的にも定着している。しかしその歴史は苦難の連続だった。
 今から131年前の1886年、米国の労働者たちが「8時間労働の実現」を訴えた闘争がメーデーの始まりだ。
 1日12時間から14時間の労働が当たり前だった19世紀の米国で当時のナショナルセンター米国労働総同盟(AFL)がゼネスト(全国的なストライキ)を決行。シカゴを中心に35万人が参加し、各地で労働者が要求を掲げてデモ行進を行った。この結果、20万人の労働者が8時間の労働協約を勝ち取るなど、大きな成果を得た。
 これに危機感を覚えた資本家と警察は労働者に対する攻撃を開始。労働者側は多数の負傷者や死者を出し、運動を率いていたリーダーたち8人が処刑された。激しい弾圧で協約はほごにされてしまった。 しかし、運動は終わらなかった。パリで開かれた国際労働大会(第2インターナショナル)で、8時間労働制を求める国際デモンストレーションを決定。1890年5月1日に米国、欧州、南米などで第1回国際メーデーが実施された。
●第1回は1920年
 日本では、1905年の「メーデー茶話会」集会が始まり。当時は長時間労働と劣悪な衛生環境のなかで酷使され、結核などを患う労働者が少なくなかった。労働運動の機運は高まっていたが国家権力による弾圧は激しく、社会主義者の幸徳秋水ら24人が処刑される大逆事件が起こり、運動は停滞を余儀なくされた。
 日本で第1回メーデーが行われたのは1920年。5月2日の日曜日、東京の上野公園に1万人を超える労働者が参加して開催された。「8時間労働制実現」「失業防止」「最低賃銀法制定」「シベリアからの即時撤兵」などの要求を掲げた。
 しかし、1936年には、陸軍青年将校らがクーデターを企てた2・26事件が起き、国民の権利を制限する戒厳令が東京に敷かれた。治安対策を理由にこれ以降、メーデーは禁止されてしまった。
●多彩な要求を掲げ
 メーデーが再開されたのは敗戦後の1946年。10年ぶりの第17回メーデー大会は警察の弾圧のない中での開催となった。5月1日には皇居前広場に「働かせるだけ食わせろ」などのプラカードを掲げて50万人の労働者が参加した。
 その後も労働時間短縮などの労働条件向上の要求に加え、「安保反対」(60年)、「公害絶滅」(70年)など時代の要求を掲げて今日まで続いている。
◆〈英国メーデー〉多彩なプログラムで活気/マンチェスターの活動に注目
 英国では、働く者の祭典メーデーは手作り・自主参加が基本だ。首都ロンドンでも、5千人が集まれば成功といえる。そうした中、ここ数年、マンチェスター労働組合会議(MTUC)の「地方メーデー」に注目している。参加者は千人規模だが、昨年は5月1日とその前日に多彩なイベントを繰り広げた。今年も市内3カ所で2日間のプログラムを予定している。
●TUC発祥の地で
 英国第2の都市マンチェスターは、19世紀の産業革命で中心的な役割を果たし、1868年に英国労働組合会議(TUC)の第1回大会が開かれた地だ。製造業にかつての勢いはないが、労働運動は衰えを知らず、組織率は全国平均を上回る。
 2年前にMTUCの加盟組合や友好団体が式典に分担金を拠出することを決め、メーデーが復活した。昨年は、デモや集会・討論会に加え、演劇・コーラスもあり、文化祭としても成功した。
 初日は、ダブリンの労組代表を交えてアイルランドの政治闘争史を議論した。アイルランド移民が多い地域であり、2国間交流は深い。シカゴから招いた教員組合は、1年間にわたり無協約状態だったが、ストライキを背景に苦境を打破した闘いを報告した。スペイン内戦70周年の記念講演もあった。英国では労働組合員など2500人が国際外国人義勇兵としてファシストのフランコ軍と戦った歴史がある。1980年代の炭鉱ストを指導したアーサー・スカーギル元炭労委員長や公務員、教員、消防士組合の中央本部書記長があいさつした。
●職場から運動創る
 MTUCのクリス・マークス事務局長は「デモや集会も大切だが、それだけでは不十分。どうしたら緊縮財政を跳ね返し、資本の攻撃に挑めるのか。職場の労働者や組合の活動家たちは勝つための議論をしたいのだ」と多彩なプログラムを組んだ背景を語る。「中央の運動と違っていても構わない。むしろそれを誇りに思う。トップダウンではなく、職場から運動を創っていく」と強調する。MTUCの三役らは非専従で、現役の労働者だ。
 今年のメーデーは、4月29、30日の週末に開催される。「国民医療サービス(NHS)の民営化や統一学力テストの反対をあらためて訴える。地方分権の推進やベーシックインカム(最低限所得保障)の是非についても討議を深めたい。もっと家族で参加できる形にしたい」とマークス事務局長は抱負を語る。
 来年はTUC発足150周年だ。発祥の地マンチェスターで盛大に祝うため、今年もメーデーを成功させて結束力を高めたいと、関係者たちは意気込んでいる。
◆〈韓国メーデー〉政権交代への期待を胸に/大統領選の最終盤に開催
 韓国の労働運動でもメーデーは、11月の労働者大会と並ぶ重要なイベントだ。5月1日は「勤労者の日」とされ、正式な休日ではないものの有給休日とする民間企業が多い。労働者大会が労働者の闘争の日という性格が強いのに対して、メーデーは労働者の祝祭という性格が強く、韓国労総、民主労総の2大ナショナルセンターがそれぞれ開催するメーデー大会に付随して、多様なイベントも開催される。
 現時点ではまだ大会の内容は発表されていないが、今年は大統領弾劾により繰り上げられた選挙の日程が5月9日に決まったことから、メーデー大会の基調は例年以上に政治的な色彩が濃いものになりそうだ。
●労働問題を選挙争点に
 1998年の金大中政権に始まる新自由主義的な政策は、2008年以来、保守系の李明博政権、朴槿恵政権の下で財閥をトップとする大企業への富の集中と低所得層の失業、貧困という社会の二極化を招いた。特に保守政権下では韓国の労働運動が勝ち取ってきた労働者の権利の後退が続き、朴槿恵政権下では相次ぐ労働規制緩和や露骨な労働組合つぶし、そして労働組合の無力化につながる法制度が推進されてきた。
 大統領が罷免され、リベラル系候補が優勢と伝えられている中で、労使政の交渉を重視する韓国労総も、ストライキなどの実力闘争を重視する民主労総も、メーデー大会では労働者の権利意識を高める行事とともに、各候補に圧力をかけ、有権者に対して労働問題を訴えることになるだろう。
●財閥解体も要求へ
 大会では賃金・雇用・時短に関する一般的な要求に加え、大統領弾劾の原因にもなった財閥を解体することや朴槿恵政権下で強行された労働法改悪の撤回、そして非正規労働、最低賃金、労働基本権、公共性などに関する要求が中心になるものとみられる。これに加え、ソウルなど大都市では独立系の労働団体などによる多彩なイベントが行われる。青年層の失業や非正規労働問題を訴える若者を中心とする労働団体、そして各種の差別に反対する女性や障害者などを中心とする労働団体などがイベントを開く予定だ。
 1週間後に大統領選挙を控えた選挙戦終盤の韓国のメーデー大会では、これまでのような政権批判のスローガンではなく、次期大統領への期待のスローガンが5月の空に響き渡ることになるだろう。
◆〈米国メーデー〉06年以来の大規模デモへ/「差別反対」掲げ新たなうねり 「雇われない」働き方をする労働者の数が米国で増え続けている。2020年には就業者の4割を超えるとの推計もある。労働条件に関する交渉力がなく、労働組合を組織できず、企業が費用を負担する健康保険や年金もない。「分かち合う経済(シェアリング・エコノミー)」という聞こえの良い言葉の下で、低い対価と社会保障の状態に従属的に置かれている。
 こうした労働者の権利を守り、職業訓練の機会を提供するための組織にフリーランサーズ・ユニオンがある。会員数は30万人を超える。そのウェブサイトの「メーデーってなに?」という記事では、ヘイマーケット事件に始まるメーデーの起源が米国にあり、世界中で記念日とされていることが説明されている。
 それほどにメーデーは米国労働者にとって縁遠いことがうかがえる。政府と労働組合はこれまで9月第1月曜日を「労働者の日(レーバーデー)」としてきた。メーデーの持つ抵抗と流血のニュアンスを嫌ったためだ。
●労組の枠超えて
 その流れは06年5月1日に変わった。不法滞在の状態にある移民労働者やその家族の権利を守る象徴の日として、全米50都市以上で数百万の人々がデモに参加したのだ。労働組合は公式に加わっていない。
 16年の労働組合組織率は10・6%。労働組合の周縁に存在している移民や、雇われずに働く労働者、労組に組織されていないレストランや小売などの労働者。そうした人たちを支援する組織によってデモが行われた。多くの労働者が「ゼネスト」の名の下に職場を放棄した。以来、米国メーデーは既存の労組の枠組みを超えたものとなっている。
●数百万人が決起へ
 今年のメーデーは06年の再来となるといわれている。ウェブサイトやSNSでは「#May1Strike」や「#ShutItDownMay1」という合言葉が飛び交う。移民労働者、人種差別がやまないアフリカ系米国人、LGBTQ(性的マイノリティー)、女性労働者などに全米各都市でのストライキが呼び掛けられ、多くのデモが計画されている。
 ストの対象の多くは低賃金で働かせている小売やレストランだ。米国では労組の活動は全国労働関係法という法律によって規定され、労働組合によらない組織のストは認められていない。それでもなお、たとえ非合法であっても再び数百万人の労働者がその道を選ぼうとしている。米国の新しい労働運動は既存組織ではないところから始まろうとしている。それがこの国の新しいメーデーだ。



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上から目線のメーデー式典になってはいないか 
今日は早朝から日比谷メーデーに参加する。代々木公園以外のメーデーに参加するのは初めて…だと思う。世界中の労働者は当然ながら5/1にメーデーを行う。ただ世界で唯一「社会主義」を掲げている国の首都・ピョンヤンでは、イベントはない。労働者の日として休日になり、家族や仲間でピクニックに行ったりして過ごす。かつて職業総同盟主催の5/1イベントに参加したことがあるが、国内の外国人が参加するためのスポーツイベントだった。下手に(?)GWなどがあるから、メーデーがねじ曲げられた。そして当然ながら官公庁をは... ...続きを見る
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2017/05/01 06:02

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