シジフォス

アクセスカウンタ

zoom RSS 「アウティング」という遺法行為を知り、さらにジェンダーに悩む

<<   作成日時 : 2017/05/02 06:27   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

相変わらずジェンダーに無理解な視点だが、日比谷メーデーに参加しての、最大の「感想」は参加者の大多数が男性なのに対し、発言で感銘を与えたのは女性たちだったこと。詳細はレイバーネットを添付しておくので、写真を見てほしいが、練馬区図書館専門員労組、前統一の外国人労働者、5.3憲法集会実行委員会、東部労組メトロコマース支部、そして何よりも韓国サンケンの労働者の訴えとパフォーマンス(コルトン)。おそらく他のメーデーにはない強い怒りと訴えがそこにはあった。誤解を恐れずに言うが、ある意味、労働組合運動はアジテーションに左右される。用意した原稿をただ読み上げるのでは、何も訴えかけにはならず、参加者の心に響かない。日比谷メーデーでノー原稿で発言したのは2人の女性だけだった。もっともお二人とも全労協メーデーと言っていたが…(苦笑)。

>日比谷メーデーに7000人〜東部労組は「非正規差別なくせ!」と都庁行動(レイバーネット 2017.5.1)
http://www.labornetjp.org/news/2017/0501shasin

その他、様々な思いはあるが、引き続き、5/3の憲法集会、5月6〜7日開催の「東京レインボープライド2017」で考えていきたい。後者はアムネスティもアピールしているが 「I WELCOME −私とあなたの“ありのまま”を大切に−」をテーマに、性的指向や性自認、国籍や出身、ジェンダー、性別、年齢、学歴、 肌の色、宗教、思想、人・・・互いの違いを大切にし、すべての人が安心して自分らしく生きられる。 そんな社会へ向けた想いを私たちと一緒に届けませんか、と訴えている。
5月6日、7日(土・日)10:00〜18:00代々木公園 ▽イベントの詳細はこちら
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2017/0506_6766.html

「労働情報」5月号が、購読されている方には届いたと思う。表紙(宮古島市議の石嶺香織さん)だけ見れば子育て雑誌と思われるかもしれないが、内容は70%女性が前面に出ている。こういう言い方しかできえないことに悩むが、これまでの男性正社員による運動スタイルを変えないと労働運動に未来はないとさえ思えてくる…。かつて現役時代、連合の女性委員会をサポートしながら、なぜ女性委員会委員の半数近くが男性なのか悩み続けていた。とにかく、女性の役員がいないし、いても男性役員付き添いでなければ会議等に参加できなかった。その一方で当時の商業労連のように、女性が役員に多数参加できたので、女性委員会を廃止した組織もあった。

どうやっても認識が追いついていかず、今日は、この「アウティング」という初めての言葉を学び、さらに悩みたい。ちなみに以下の記事は中野晃一さんがリツイートした木村草太さんの4/19付けTwitterから入手。木村さんは<5月5日のイベントには、私も参加予定です>と記してあった。

一橋大・ゲイだとばらされ転落死「同性愛者を差別する社会が、彼を死に追いやった」ゲイの大学教授が指摘 LINEグループに「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめんA」と投稿され……。(渡辺一樹 BuzzFeed News Reporter, Japan 2017.4.19)
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/20170419?utm_term=.cr984p1rvO#.et0ArDmJ3k
 ゲイだとばらされた一橋大・法科大学院の学生Aくん(当時25歳)が校舎から転落死したことについて、遺族が学生と大学を訴えている裁判。遺族側が4月19日、東京・霞が関の司法クラブで記者会見した。自らゲイだと公言している明治大学の鈴木賢教授(法学)は、「一橋大の対応は、非常に問題がある」「彼を救えなかった大学に、震えるほど怒っている」と話した。
 裁判は4月19日に6回目となる口頭弁論が東京地裁で開かれた。それぞれの主張がおよそ出そろってきた状況だ。
 どんな事件だったのか。これまでの裁判で、次のような事実がわかっている。
 2015年4月3日、学生Aくんは「はっきり言うと、俺、好きだ、付き合いたいです」とLINEでZくんに告白した。Zくんは「付き合うことはできないけど、これからもよき友だちでいて欲しい」と返事をした。
 ところが6月24日、Zくんはクラスの仲の良い友だちのLINEグループに、「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめんA」と書き込んだ。
 Aくんはその後、Zくんを見ると動悸・吐き気が起きるようになり、心療内科に通いはじめた。
 そして8月24日、授業を途中で抜け出して、「おかしいんじゃないか Zが弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」「これで最後にします」「いままでよくしてくれてありがとうございました」とクラス全体にLINEでメッセージを送った後、転落死した。
◆アウティングとは?
 「あいつは実はゲイだ」などと、本人が望んでいない形で同性愛者だとバラすことを「アウティング」と呼ぶ。裁判の最大の争点は、このアウティングが違法かどうかだ。
 Aくん側は、「同性愛者への差別が現実にある中で、アウティングは不法行為になる」と主張。アウティングをした学生には不法行為の責任があり、大学側にはアウティングを防げず、事後対応を誤った責任があるとしている。
 Zくん側は、「アウティングは不法行為ではない」としている。交際を断ったにも関わらず、食事に誘ったり、遊びに行こうと言ったり、いろいろな連絡をしてくることが理解できず精神的に追い詰められた。Aくんを避けるために友人たちからも距離を置かざるをえなくなった。その苦しい状況を他の友人たちに理解してもらうには、「アウティングするしかなかった」とする。
 また、一橋大学側は「Aの死は突発的な自殺行為によってもたらされたものであって、被告大学の様々な配慮にもかかわらず防止することができなかったことは遺憾ではあるが、人知の及ぶところではない」としている。
◆遺族「二度と同じ事が起こらないように学んで」
 Aくんの遺族は、「アウティングされて辛い息子の心に友達の誰か一人でも、学校側の誰か一人でも寄り添ってくれていたら死なずに済んだのではと思ってしまいます」「この裁判で、性的マイノリティが理解され、差別のない世の中になればと思います」とするメッセージを代理人を通じて、会見で公表した。
 父、母、妹、それぞれのコメントは次の通り。
父親「仕事をしている時も、休んでいるときも、ふとあの亡くなった時の顔が浮かんで脳裏から離れません。同時代の人を見ると息子と重なって、生きていたらなりたいと言っていた弁護士として第一歩を踏み出しているだろうと思い、無念でなりません」
母親「子どもたちが生きる希望でした。その一つの希望を失い、体調を崩しました。娘が居なかったら生きてはこれませんでした。道行く息子と同じ位の若者を見かけると胸が苦しくなります。心の穴はいつか埋まるのでしょうか」
妹「大学と同級生に、兄の声が少しでも届くことを望むばかりです。私たち家族も、兄を救えなかった後悔で苦しみながらも、描いた兄との将来がもうやっては来ないことに涙を流しながらも、なんとか受け止めて、兄の死が無駄にならないよう、兄のように苦しむ人がいたのなら寄り添える人間になろうという努力をしています。難しい事ではないはずです。被告側にも、一人一人の判断ミスが招いた結果をどうか受け止めて、二度と同じ事が起こらないように学んでほしいです」
◆鈴木教授「非常に遅れた大学だと言わざるを得ない」
 記者会見で鈴木教授は「彼が亡くなったのは、彼が同性愛者だからではない。同性愛者を差別し、さげすみ、認めない社会があるからだ」と話した。
 Aくんは一橋大のハラスメント相談室や教授、保健センターなどに相談をしていた。
 鈴木教授はそれにも関わらずこうした結果になったのは、「同性愛者がアウティングされたときに、どういう状態になるか、大学に見識がなかったからだ。非常に遅れた大学だと言わざるを得ない」と述べた。
 鈴木教授は、今回の事件が裁判になるまで、学内でも周知されていなかった点も問題だと指摘する。
「当事者であるロースクールの教員ですら、裁判になるまで、この事件のことを知らされていませんでした。ご家族が勇気を振り絞って立ち上がらなければ、永遠にお蔵入りするところでした」
「つまり、一橋大学は事件をもみ消し、事件から何らの教訓も引き出さないでスルーしようとしていました。裁判になった後も、亡くなった本人の責任だとしています。一橋大学はこの事件から教訓を引き出せていませんし、まだ責任を死者に押し付けようとしています」
 この裁判をめぐっては、一橋大のOBらが中心となって、アウティングや学生支援のあり方について、考えを深めようとする動きが出ている。5月5日15時から、明治大学のリバティタワーで、事件を考える集会を開く。
 一橋大OBの川口遼さんは、「一橋大にいるセクシュアルマイノリティは、大学が自分を守ってくれないのではないかと不安に思っています。ご遺族のいうように友人・大学の誰かがサポートできれば、悲しい結果にはならなかった事件だと思います。これと同じ問題は、日本のどこでも起こりうることです」として、広く考えていくべきだと話していた。

「アウティングは違法な加害行為」ゲイ暴露で一橋大生が転落死した裁判 弁護士は指摘する(The Huffington Post  2017年04月19日)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/04/19/outing_n_16095818.html?utm_hp_ref=japan
 2015年に同性愛者であることを同級生に暴露された後、転落死した一橋大学・法科大学院生の男性(当時25)の遺族のコメントが4月19日に発表された。
 南弁護士によると男性は2015年4月3日、同級生に「はっきり言うと、俺、好きだ、付き合いたいです」と恋愛感情を告白した。同級生は「付き合うことはできないけど、これからもよき友だちでいて欲しい」などの返事をする。その後、クラスの仲の良い友人達でつくる「LINE」のグループに、「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめん」と投稿。南弁護士は、この行為は本人の了承なくセクシュアリティについて第三者に暴露する「アウティング」に当たると主張している。
 それから男性は心身に不調をきたすようになり、同年8月24日、校舎のベランダを乗り越え転落死した。当日は午後の授業を抜け出し、クラス全体のLINEグループに「おかしいんじゃないか(被告人名)が弁護士になるような法曹界なら、もう自分の理想はこの世界にはない」「これで最後にします」「いままでよくしてくれてありがとうございました」というメッセージを投稿した直後だったという。
 2016年3月、男性の両親が大学と同級生に対して、計300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしていた。
■「同性愛者に対する差別が厳然としてある」(弁護士)
 4月19日、代理人の南和行弁護士らが司法記者クラブで会見を開いた。アウティングが違法な加害行為であるとした上で、「アウティングが違法かどうかが一番大きな争点。同性愛をばらされることで、同性愛者が危機的な心境になるのは、同性愛者が差別にさらされる現実が社会にあるからです。そうした差別があることを裁判で明らかにしたい」と話した。
 その上で、遺族のコメントを読み上げた。その内容は以下の通り。
■「未だに息子の死が信じられません」(遺族)
 息子が亡くなって2年近く、裁判が始まって1年近く経ちますが、私たち家族は涙が枯れる事なく息子に会いたい気持ちが募るばかりです。毎晩家族そろって仏壇に手を合わせますが、未だに息子の死が信じられません。だから手を合わせていても「私たちは何をしているんだろう」と思います。納骨もまだ出来ずにいます。
 アウティングされて辛い息子の心に友達の誰か一人でも、学校側の誰か一人でも寄り添ってくれていたら死なずに済んだのではと思ってしまいます。裁判を通して被告側の「アウティングの恐ろしさ」を理解しようとしない態度には失望しています。昨年8月5日に報道されてから他大学では人権が守られる環境であるかどうかという動きがみられますが、被告大学では全く改善すらなく、問題は息子自身にあって、学校側は十分なことをしたと主張し、やりきれない思いでいっぱいです。被告の元同級生には反省する気持ちも謝罪する気持ちも微塵も無くハラワタが煮えくり返る思いです。<以下・略>


他の国のメーデーや労働運動を知ると、その違いに慄然とする。何が違うのか、どこで間違えたのか、言葉で連ねても解決策が見えてこない。これは個別の課題ではないからだと思えてくる。とにかく悩むこと、考えることが多すぎる。以下を学んで、

>人権委員会「性的指向は禁止対象になり得ない…差別禁止法の制定を」 人権委員会、27日に次期新政府の人権課題を緊急発表」(ハンギョレ新聞 2017.04.27 )
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/27194.html

>ホモネタ飛び交う教室で孤立するLGBTの生徒たち 教師も加わる学校での差別 「出る杭は打たれる」をどう変えるか (渡辺一樹 BuzzFeed News Reporter, Japan 2016/05/7 )
https://www.buzzfeed.com/kazukiwatanabe/lgbt-in-japanese-school?utm_term=.lpQ8V1qlwB#.ctmy8bqP4e

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「アウティング」という遺法行為を知り、さらにジェンダーに悩む シジフォス/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる