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zoom RSS 死に体のアベに連合がすり寄って得るものは何だ

<<   作成日時 : 2017/07/13 06:35   >>

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共同通信が昨日「速報」として<電通の違法残業事件で東京簡裁は、電通の略式起訴を「不相当」と判断し、正式裁判を開くことを決めた>ことに、つしまようへいさんはTwitterで<電通が求めてきた法人営業への裁量労働制が導入されたら、電通は労基法違反を免れ、こうした裁判を受けなくても済むようになるかもしれない。この裁判の一方で進む、高度プロフェッショナル制度や裁量労働制の拡大を含む労働基準法改正法案にぜひ注目してください>と書いた。そのつしまさんを連合HPで登場させ<「知ってますか?36協定 働き方を見直すセミナー」を開催(連合ニュース)>とやっている鉄面皮さに驚く。

SNSは、これまで連合に好意的だった方々の「批判」で溢れている。民進党内部での戸籍公開を求める異様さ批判を上回っているかもしれない。本来、アベ暴走を一丸となって批判し息の根を止めようとしている時期にもかかわらず…。上西充子さんはTwitterに「連合「2018〜2019年度 政策・制度 要求と提言」を掲げ<「長時間労働につながる高度プロフェッショナル制度の導入や裁量労働制の対象業務の拡大は行わない。」と明言しており、明らかにこれまで議論を進めてきた方針に反するもの」だと批判。東海林さんもFacebookに鋭い批判を掲げた。

レイバーネットでも紹介されている全国ユニオンの抗議文とあわせ、いくつか添付し熟読しておきたい。もし予定通りの対応を連合がするならば、労働組合そのものの信頼もさらに地に落ちる。個人的には聞きたくないが何らの説明責任を果たさないのであれば、アベ自民党と同罪だ。未だに信頼できる方々の声が聞こえてこないが、内部からの反撃を切に願う。

なお昨日の朝日新聞によれば、連合の健康確保措置拡大要請(?)とは、年104日以上の休日(?)取得を企業に義務づけることに加え、労働時間の上限設定▽終業から始業まで一定の休息を確保する「勤務間インターバル制度」の導入▽2週間連続の休日取得――といった働き過ぎ防止策の中から複数の実施を求める。同じく改正案に盛り込まれている裁量労働制の法人営業などへの拡大についても、商品を販売する一般の営業職は明確に対象外にする、との内容で、これにはおがたけいこさんがTwitterで <もしも私が高プロ導入と取引するなら、当座、@企画業務型裁量労働制の拡大提案の取り下げ、Aインターバル規制の強行法規化だな。本当に労働時間法制で「実を取る」っていうならね。@は深刻だし、Aはとても必要だもの。でも、@は素通り、Aは労使合意で努力義務どまり。ひどいね。笑うしかない>と…。最後に掲げた森岡さんの文章にあるように、「健康管理時間」概念は「労働時間」とまったく異なる。これでは「生活時間確保」とはほど遠い。

<電通違法残業>審理公開、驚く検察 識者は評価(毎日新聞 7/12 21:41)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170712-00000115-mai-soci
◇東京簡裁「略式命令は不相当」と判断 正式裁判に
 電通を巡る違法残業事件は12日、東京簡裁が「略式命令は不相当」と判断し、公開の法廷で審理されることになった。異例の判断に、略式起訴した検察からは驚きの声が漏れ、労働問題の専門家からは「社会へのメッセージになる」と評価する声が上がった。
 今回の簡裁の判断について、ある検察幹部は「被告が否認しているわけでもないのに、略式起訴が正式な裁判になるのは珍しく、意外だ」と驚いた様子。別の検察幹部は「社会的注目を集めた事件だったので、公開の法廷で行うべきだという考えで出した判断なのかもしれない」と推測し「検察としては証拠もそろえて問題なくやっており、略式でも正式な裁判でも影響はない。粛々と公判に向けて準備する」と話した。
 あるベテラン裁判官は「今回の電通事件は、事案が複雑で慎重な審理が必要なケースだと判断されたのではないか。あり得る判断だと思う」と語った。簡裁は今回、「不相当」とした理由を明かしておらず、別のベテラン裁判官は「例えば事実認定のために証拠調べが必要な場合など、どういう時に『不相当』と判断するのかは、裁判官の間で共通認識がある。それを踏まえて淡々と判断したのではないか」と分析した。
 日本労働弁護団事務局長の嶋崎量弁護士は「長時間労働は人の命に関わり、刑事罰も科されうる問題であるとの認識が電通事件で広まった。公判が開かれればメディアでも報道され、労働問題を軽く考えてはいけないという社会的メッセージが発信される」と簡裁の判断を評価する。
 その上で「政府は残業時間の上限を法定化して罰則を設ける方針だが、使用者が労働者の労働時間を適正に把握していない現状では『隠れ残業』が増える恐れがある。公判を通じ、社会で過労死の原因と対策を考える必要性を感じてもらいたい」と話している。

連合の仲間は不服従で闘うべきだ〜「残業代ゼロ法案」連合が容認(レイバーネット 東海林 智 2017.7.12)
http://www.labornetjp.org/news/2017/0712toukai
 政府の提案する残業代ゼロ制度を巡り、連合は反対から制度容認に転向≠オた。昨晩(7/11)から今朝にかけて、連合幹部や関係者に電話して背景を探った。多くが、「法案を裸のまま通す訳にはいかない」「労働者を守る実を取らなければならない」と大組織としての大人≠フ判断であることを強調していた。そんなの2年以上反対してきた制度を容認する理由にならない。なぜ、今なんだ。昨日も書いたが、都議選で惨敗し、法案断念へ持ち込める展望が開けた中で、なぜ、認める?
 労働者の命を守る根本の制度である時間規制に1点でも穴を空けたら、そこから制度は決壊すると言っていたのはどこの誰だ。連合傘下の組合で、その言葉を信じて、熱心に反対運動を展開してきた仲間に恥ずかしくないのか。
 神津会長からして共同通信の取材に「そもそも制度は必要だとは思っていない」と言っているではないか。それでも、認めるんだね。必要ないものを「健康管理が今の仕組み(政府案)では犠牲を生じかねない」という理由で、健康確保措置の強化を言って、認めるんだ。あなた方は派遣法もそうやって認めてきた。派遣法は今、どうなっている? 残業代ゼロ制度を容認して、一点突破で派遣法のように対象が拡大されて、日本の労働者から残業という概念が奪われるだろうね。もちろん、私の時間も。
 連合の責任は重大だ。ある幹部は「私たちは東海林さんのように反対だけ言っていれば良いわけじゃないから。具体的に労働者を守らなければならない」と言った。労働時間規制という労働者の命を守る規制を守り切れなかった組織が何を言うのか。本当に労働者の命を守りたいなら、考え直せ。心ある連合の仲間は不服従で闘うべきだ。(同氏の7月12日フェイスブックから)

労働基準法等改正法案に関する要請書(案)に反対する声明(東京ユニオンの『闘うユニオン』ブログより)
http://toukyouunion.blog89.fc2.com/blog-entry-201.html
 東京ユニオンはコミュニティユニオン連合会(全国ユニオン)を通じて、日本労働組合総連合会(連合)に加入しています。連合は、7月12日現在、いわゆる残業代ゼロ法案といわれる高度プロフェッショナル制度などを容認することを内容とする、要請書を政府に提出しようとしています。私たちは、その内容もさることながら決定のプロセスに違和感を持っています。そうした思いを、全国ユニオンとして「労働基準法等改正法案に関する要請書(案)に反対する声明」にまとめました。ご一読、いただければ幸いです。
労働基準法等改正法案に関する要請書(案)に反対する声明
2017年7月12日
日本労働組合総連合会 事務局長 逢見直人殿
             全国コミュニティユニオン連合会(全国ユニオン) 会長 鈴木 剛
 7月8日、共同通信のインターネットニュースで、現在、国会に提出されたままになっている労働基準法改正案について、連合が政府に修正を申し入れることが報じられました。その後、他の新聞各紙で同様の報道が相次ぎます。
 週が明けて7月10日、突如として「『連合中央執行委員会懇談会』の開催について」という書面が届き、出席の呼びかけがありました。開催は翌11日で、議題は「労働基準法改正への対応について」です。
 異例ともいえる「懇談会」で提案された内容は、報道どおり労働基準法改正案に盛り込まれている「企画業務型裁量労働制」と「高度プロフェッショナル制度」を容認することを前提にした修正案を要請書にまとめ内閣総理大臣宛に提出するということでした。
 しかし、連合「2018〜2019年度 政策・制度 要求と提言(第75回中央執行委員会確認/2017年6月1日)」では、雇用・労働政策(※長時間労働を是正し、ワーク・ライフ・バランスを実現する。)の項目で「長時間労働につながる高度プロフェッショナル制度の導入や裁量労働制の対象業務の拡大は行わない。」と明言しており、明らかにこれまで議論を進めてきた方針に反するものです。労働政策審議会の建議の際にも明確に反対しました。ところが、逢見事務局長は「これまで指摘してきた問題点を文字にしただけで方針の転換ではない」など説明し、「三役会議や中央執行委員会での議論は必要ない」と語りました。まさに、詭弁以外何物でもなく、民主的で強固な組織の確立を謳った「連合行動指針」を逸脱した発言と言っても過言ではありません。しかも、その理由は「働き方改革法案として、時間外労働時間の上限規制や同一労働同一賃金と一緒に議論されてしまう」「圧倒的多数の与党によって、労働基準法改正案も現在提案されている内容で成立してしまう」ために、修正の要請が必要であるとのことでした。
 直近の時間外労働時間の上限規制を設ける政労使合意の際も、私たちはマスメディアによって内容を知り、その後、修正不能の状況になってから中央執行委員会などの議論の場に提案されるというありさまでした。その時間外労働時間の上限規制と、すでに提出されている高度プロフェッショナル制度に代表される労働時間規制の除外を創設する労働基準法改正案とを取引するような今回の要請書(案)は、労働政策審議会さえ有名無実化しかねず、加えて、連合内部においては修正内容以前に組織的意思決定の経緯及び手続きが非民主的で極めて問題です。また、政府に依存した要請は、連合の存在感を失わせかねません。
 さらに言えば、高度プロフェッショナル制度については、法案提出当初の2015年4月24日には、塩崎厚生労働大臣が経済人の集まる会合の場で「小さく生んで大きく育てる」などと語ったことが報じられています。こうした発言を鑑みても法律が成立してしまえば、労働者派遣法のように対象者が拡大していくことは火を見るよりも明らかです。また、裁量労働制についても、年収要件などがなく対象者が多いだけに問題が大きいと考えます。
 私たち全国ユニオンは、日々、長時間労働に苦しむ労働者からの相談を受けており、時には過労死の遺族からの相談もあります。過労死・過労自死が蔓延する社会の中、長時間労働を助長する制度を容認する要請書を内閣総理大臣宛に提出するという行為は、働く者の現場感覚とはあまりにもかい離した行為です。加えて、各地で高度プロフェッショナル制度と企画業務型裁量労働制の反対運動を続けてきた構成組織・単組、地方連合会を始め、長時間労働の是正を呼び掛けてきた組合員に対する裏切り行為であり、断じて認めるわけにはいきません。また、このままでは連合は国民・世論の支持を失ってしまうおそれがあります。
 シカゴの血のメーデーを例にとるまでもなく、労働時間規制は先人の血と汗の上に積み上げられてきました。私たち労働組合にかかわる者は、安心して働くことができる社会と職場を後世に伝えていくことが義務であると考えます。今回の政府に対する要請書の提出は、こうした義務を軽視・放棄するものに他なりません。全国ユニオンは、連合の構成組織の一員としても、政府への要請書の提出に強く反対します。

連合は溺れる安倍内閣に救いの手を差し伸べてどうしようというのでしょうか。(森岡孝二の連続エッセイ
第330回 2017/7/12)

http://hatarakikata.net/modules/morioka/details.php?bid=354
 連合執行部が2年以上前から国会にかかっている「残業代ゼロ法案」を容認する姿勢に転じたと報じられています。これが先般固まった「時間外労働の上限規制案」と一体化されて、あらたな政労使合意案として、秋の臨時国会に上程されるとも言われています。
 私は、この春以来、「働き方改革」をめぐる講演の結びでつぎのように語ってきました。すなわち、政府のいう「時間外労働規制」は、労働基準法の原則からも過労死防止の見地からも容認できるものではない。しかし、連合が合意したことによって、労働界の力でこれを阻止することは難しくなった。とはいえ、政局は「一寸先は闇」と言われ。安倍内閣の支持率がいつどんなことで大きく下がるかわからない。自民党が総選挙で負けそうな状況になれば、労働時間制度の改悪は見送られる可能性もある、と。
 実際、今月に入って、森友学園問題、加計学園問題、大臣発言、都議選の結果などによって、安倍内閣の支持率が大きく下がってきました。「安倍内閣はもはや死に体」とも評されています。このままいけば、労働時間制度の改悪も頓挫しそうな状況になってきたと言えます。
 そういう情勢のなかで、にわかに浮上したのが安倍内閣による連合執行部の取り込みです。あるいは連合執行部の安倍内閣への擦り寄りと言い換えることもできます。いずれにしても、連合はなぜ溺れる安倍内閣に救いの手を差し伸べるのでしょうか。わけがわかりませんが、近く発表される第2次合意によって、安倍内閣が民進党の反対を封じ込めようとしているのであろうことは、容易に推察できます。
 安倍内閣と連合の接近、というより抱擁は、今に始まったことではありません。今日の朝日新聞が書いているように、連合は安倍内閣と経団連が設けた土俵に上がって時間外労働の上限に「合意」した時点で「ルビコン川を渡った」と考えられます。同じ土俵で一体的に議論されてたA案とB案のうち後者は受け入れるが、前者は拒否するというのはそもそもできない相談というか、筋の通らない話です。
 連合は「残業代ゼロ制度」に対する「修正要望」として、年年間104日以上の休日確保の義務化、労働時間の上限設定、勤務間インターバル休息の付与、2週間連続の休暇取得などの複数の選択肢から、各社の労使がいずれかの健康確保措置を選べるようすることを求めています。
 しかし、これは、2015年1月にまとまった労働政策審議会の「今後の労働時間法制等の在り方について」という報告骨子に示されていた健康確保措置と大きく異なるものではありません。そこでは「労使委員会における5分の4以上の多数の決議で定める」ものとされていましたが、その点もほとんど違いません。
 そもそも割増賃金支払の基礎としての労働時間の概念をなくし、かわりに「健康管理時間」を置くという制度設計に無理があります。労働時間がないのに、どのようにして「労働時間の上限」を設定するというのでしょうか。例の「実行計画」では「時間外労働の上限規制」が言われていますが、「残業代ゼロ制度」の修正要望で「時間外労働」と言わないのはもともと、「時間外労働」の概念をなくすことが、この制度の眼目であるからです。そういうややこしい問題を抜きにして言えば、これまでの経過から見て、ここでいう「労働時間の上限」とは、単月では272時間未満、週平均60時間以上(63時間未満)を意味しています。なんとも複雑怪奇な制度設計です。
 最後に、上に示された「健康確保措置」の複数の選択肢から、ある企業の労使が「年間104日以上の休日確保の義務化」を選んだらどうなるでしょうか。その場合は他の選択肢は排除されるのでしょうから、年365日から104日を引いた261日は、何時間働かせても違法ではないことになります。261日毎日12時間労働をさせると「労働時間」は年3132時間に達します。実際にはそんなことはほとんど不可能です。それは死ぬほど働くことを意味します。
 こういう恐ろしい制度に労働組合が合意してはなりません。連合傘下の主要産別の幹部からも異論が出ていると言います。長時間過重労働に歯止めをかける労働組合の役割を投げ捨てるに等しい「合意」の見直しを強く求めます。


半世紀近く前、初めて労働組合という世界に専従として飛び込んだ時の感想は、「こんな封建的社会がまだあったのか」だった。上意下達、大言壮語・美辞麗句、臭い物には蓋、大組織優位、現場より企業対応重視、役員の上昇志向、女性差別・男性優位、滅私奉公、長いものには巻かれろ…変える努力をしてきたつもりだが、未だに閉鎖社会に止まっていることに頭を抱える。


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プレカリアートユニオンの清水です。
情報労連の機関誌の編集者のつしまようへいさんと常見陽平さんを混同していらっしゃいませんか。
https://twitter.com/yohei_tsushima/status/885340949735383041

ちなみに常見陽平さんもこれをリツイートしてくださっています。
https://twitter.com/shima_chikara/status/885177898545561600
清水
2017/07/13 12:52

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