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zoom RSS 労組の反戦平和闘争も、人権感覚と共に「風化」…

<<   作成日時 : 2017/08/06 06:30   >>

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8月6日、早朝PCを起動。まず<在沖縄米軍のオスプレイ墜落 豪州で訓練中、3人不明>(朝日)の記事が目に入り、驚く。事故機は、キャンプ・ハンセン所属で、海兵隊が米本土以外で唯一、常時前方展開している沖縄の第3海兵遠征軍の機動部隊であり、米豪の合同演習「タリスマン・セーバー」に参加するため、現地を訪れていたという。事故原因は不明だが、空母ロナルド・レーガンに着艦しようとした際に起きたら」しい。普天間飛行場所属のオスプレイの墜落事故は2016年12月の名護市安部の浅瀬への墜落に次ぎ2度目であり、<開発段階から欠陥機≠ニ指摘され続けている同機の危険性が改めて示された格好で、日常的に同機が頭上を飛び交う県内では不安が広がっている。>と琉球新報も伝えている。

今日は原爆忌であり、記念日が苦手な自分でもさすがに強い思いがある。昨日のTBS報道特集も憲法の意味と戦争反対の素晴らしい内容であった。最初に原水禁大会で広島を訪れた時は集団で夜行列車だった。分科会の会場は小学校の体育館で、もちろん冷房などなく、汗まみれになりながらが参加したが、8/6の広島の「熱」を想起すれば、苦にならなかった。かつては原水禁大会参加の前には労組として学習会を開催し、事後にもきちんと報告集会や、総括文提出があった。多額の組合費やカンパ・物資斡旋を使っての代表派遣であり、当然の慣習だったが今や「風化」しているという。

昨日の報道特集での仲代達矢さんや歌丸さんの痛烈な言葉は、体験者ゆえの自責の叫びであり、代替することはできない。そして戦争体験者が激減する中で風化や変質も始まっている。しかし、沖縄も福島も、そして世界で未だ日常的に起きている戦争も現在進行形で、今の私たちに多大な責任がある。しかし、その事実を政府やメディアなどは隠ぺいし、意図的に改ざんする。金子勝さんが8/4のTwitterに【アンダーコントロールの嘘】として<福島原発地下水の処理は危機が続く。2日午後に、周辺の掘削工事の影響で、原子炉内の水がサブドレンに流出しうる水位まで低下していたことがわかった。経営陣交代後の東電は、「機器誤作動では」と当初通報せず>と書いたが、福島民友が報じた記事は、他紙はほとんど取り上げていない。汚染水問題は危機的な状況なのに…だ。

サブドレン水位低下...汚染水一時漏えいの恐れ 福島第1原発(福島民友 2017年08月04日)    
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170804-193542.php
 東京電力福島第1原発4号機近くの「サブドレン」と呼ばれる井戸の水位が一時低下し、原子炉建屋地下にたまる汚染水が外部に漏えいする可能性があったことが3日、分かった。東電は当初、水位計の故障と誤認し、詳しい調査をしていなかった。
 井戸の水を分析した結果、放射性物質は検出限界値未満で、汚染水漏れはないとしている。建屋地下の汚染水漏えいにつながるとされる井戸の水位低下が確認されたのは初めて。
 東電によると、2日午後6時30分ごろ、4号機建屋の南西約11メートルの井戸1カ所の水位が、建屋内の汚染水の水位より約1メートル低下したとの警報が鳴った。東電は別の井戸の水位に変化がなかったことから水位計の故障と判断し、現場での確認を行わず、公表もしなかった。3日午前に現場を確認したところ、水位計は故障しておらず、実際に水位が低下したと判断。3日夜になって記者会見し、発表した。東電は「安易に計器の故障と判断すべきではなかった」として、今回の対応を検証するとしている。
 東電は建屋地下から汚染水が漏れ出すのを防ぐため、周辺の井戸を使って地下水位を調整している。井戸の水位が建屋内の汚染水より低かった時間は20分程度だった。井戸の水位低下の原因について東電は、この井戸の近くで行われていた掘削作業の影響が考えられるとしている。


総評系の地区労オルグ時代、考えも付かなかった世界が連合にはあった。当たり前だと思っていた現場重視、ボトムアップの運動が否定され、労使は運命共同体に基づく現場無視、トップダウンの世界が日常的だった。連合内でその活動を牽引していたのが電力総連であり、その優秀な活動家群だった。原水禁大会派遣も連合の世界ではまるで観光旅行のような日程になっていった…(苦笑)。今日は、なぜかNETニュースの中に入っていた、女性自身のルポを読んでおきたい。長文だが、ここにもなぜか労働組合は出てこない。しかし、これが事実なのだ。ほぼ毎日Twitterを読んでいる一井唯史さん(元東電 賠償 労災申請中)は6/21に自民党・豊田真由子代議士の秘書暴言&暴行について<ナビ使うな、地図は見るな、で道を間違える度、怒鳴られ殴られていた東電の新人研修を思い出しました>と綴った。

原爆忌の朝、心して読んでおきたい。

東京電力19歳社員「自殺の真相」追跡 前編(女性自身 8月5日)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0805/joj_170805_9478514022.html
「息子は職場の上司に4カ月も無視され、いじめられ、悩みに悩んで自殺しました。それなのに東電は無視があったことを隠そうとしています。誠意の欠片もない態度は許すことができません」
芦澤拓磨さん(当時19歳)の遺影を前に悲痛な面持ちでそう話すのは、父親の明さん(58)。
 東京電力山梨支店の社員だった拓磨さんは、2011年6月に自ら命を絶った。
 母親のひとみさん(55)も涙ぐみながらこう語る。
「6月に7回忌を終えましたが、いまだに拓磨が死んだことを受け入れられません。そのうち玄関のドアを開けて帰ってくるんじゃないかと……」
 高卒後入社2年目で未成年だった拓磨さん。遺書には、自分の教育係だった直属の上司から突然、無視されるようになり、つらい日々が続いたことが綴られている。
《無視されてから本当に辛い日々を送ってきました。無視されたから死ぬなんて馬鹿らしいと思う方もいらっしゃると思います。しかし、私には耐え難い苦痛でした》
 拓磨さんは二人にとって自慢の息子。ひとみさんが言う。
「明るくて優しい子でした。いつも冗談を言って家族のみんなを笑わせ、肩が凝りがちの私にはよくマッサージをしてくれました。決して人の悪口を言わないから友達も多く、みんなのなかでリーダーシップを取れる子でした」
 中学では生徒会副会長と卓球部の部長。高校ではクラス委員長、情報システム部の部長に。テストの成績は2番。空手は2段の腕前だった。
 父の明さんが東電社員だったことから、自分も東電で働くことを夢見て地元の工業高校の電気科を志望。卒業後、念願かなって東電に入社した。
 半年間の社内研修の後、9月から山梨支店大月支社の駒橋制御所に配属され、水力発電設備のメンテナンスを担当。拓磨さんの職場では、年代の近い先輩社員が新人の教育係になる。それが11歳年上の男性社員、A氏(36)だった。
「はじめは拓磨にとてもよくしてくれました。誕生日には食事をご馳走してくれ、休日になると一緒にスポーツジムやカーディーラー巡りをする。元日には初日の出を見に、露天風呂に出かけるほどの仲でした」(ひとみさん)
 ところが、'11年の2月頃になると、拓磨さんはA氏と出かけなくなった。
「週末の半日は必ずと言っていいほど一緒にいたので、おかしいと思って息子に聞くと『先輩の奥さんに赤ちゃんが出来た』と。私はそれを生まれたと勘違いして、忙しくなるのも当然だと思い、納得しました。ですが実際は、このころからA氏による無視が始まっていたのです」(ひとみさん)
 拓磨さんは、自分がA氏から無視されている理由がはっきりわからずに。思い悩んでいた。自身のブログからその様子が浮かび上がる。
《2月23日、良くしてくれた人の態度が180度変わるってのは、本当に辛いね。会社行くのが辛すぎるでしょ??汗、鬱になりそ……》
《4月20日、俺はあの人に芽を摘まれたらしい。2人目なんだってさ。突然シカトじゃ、何が悪いのかわからない。同期の中で劣ってたら摘むのか……。会社を辞めるか・・・人生を辞めるか……》
 心配をかけたくなかったのか、無視されていた事実を家族に打ち明けることはなかったが、異変はあったという。
「急に暴飲暴食をしたり、押し入れに頭を突っ込んで寝たりなどの変な行動を始めたのです。いま思えば、そうやってストレスを解消していたとしか思えません。主人に、『自分はこの会社に向いてない』とポロっとこぼしたこともありました」(ひとみさん)
 A氏による無視は、拓磨さんと会話をしなかったことだけではない。拓磨さんのブログや芦澤さんが入手した東電の内部向けの調査報告書によると、班の人間が現場に出ているのに一人だけ現場作業に連れていかれず、事務所に置いてきぼりにされたりしたことがなんどかあった。
 拓磨さんの高校の同級生や同期入社の現役東電社員も、「A氏が話をしてくれない。自分だけがお菓子を配ってもらえなかった 」と聞かされていた。
 その後、拓磨さんのブログの内容は深刻さを増していく。
《5月11日、誰が俺を嫌っているのかわからない。何が原因かわからない。以前のような優しく、面白い人に戻ってくれるのなら土下座だってする》
《6月10日、毎日辛い。朝、彼が出勤すると背筋が凍る。隣りに居ると緊張する》
 書き込みはこの10日が最後だった。翌日の土曜日、拓磨さんは家族が自宅を留守にしている間に車で出かけ、家へ戻ることはなかった。
「心当たりを探しても見つからず携帯電話も数日間つながらないため、13日の夜に捜索願を出しました。行方不明になってから5日後、連れて行ったことのあるテニスコート へ探しに行くと拓磨の車が停めてあり、裏手の山林で首を吊っている姿が発見されたのです」(明さん)
 外傷や服装の乱れもないことから警察は自殺と断定。発見時の拓磨さんの耳には、イヤホンが装着されていた。
「ケツメイシの『こだま』という曲を聴いていたんです。『ぼくは笑いたい』というような歌詞で始まるこの曲を、自分に重ね合わせていたのでしょうか。明るくて人に好かれる拓磨が自ら死を選ぶなんて思いもしませんでした。母親として、子供が死ぬほど辛かったことに気づいてあげられなかったことが何より悔やまれて……」(ひとみさん)
 19歳の青年を苦しめることになったA氏による無視。厚生労働省によると、無視、隔離、仲間外しなどはパワーハラスメントに当てはまる事例として定義されている。A氏はなぜ拓磨さんにそのような行為を働いたのだろうか。
「拓磨が遺言で推測していることがあります。それはA氏から指示された課題をパソコンソフトで作成したところ、出来栄えがよくなかった。そのため照れ隠しに『計算式をつくり、遊びました』と答えたことが、A氏の逆鱗に触れたのではないかというのです。しかしそれが本当なら、その場で拓磨を叱責すればいいこと。4カ月にわたる無視は尋常ではありません」(明さん)

東京電力19歳社員「自殺の真相」追跡 後編(女性自身8月5日)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0805/joj_170805_4770372097.html
 最愛の息子の命を奪われた、拓磨さんの両親の怒りがいまも収まるどころか増すばかりなのは、A氏と東電の不誠実な対応の数々だ。
「拓磨の遺体が見つかり、無言の帰宅をした拓磨に『会いに来てほしい』とA氏とその上司に電話で懇願しました。拓磨のパソコンから見つかった遺言に、A氏による無視のことが書かれていたからです。しかし2人は、『移動の足がない』、『ほかに優先する用事がある』などといって来ることを拒みました。人の命より大切な用事っていったいなんでしょうか。A氏は今でも拓磨の墓前に来てくれないどころか、一度も『申し訳ない』と言ってくれません」(明さん)
 さらに拓磨さんが自殺した2カ月後の8月に当時の大月支社長から「(芦澤さん夫妻は)署名活動などして会社に挑戦的。私の上司もお怒りだ。新盆見舞いに行く予定だったが行かない。今後いっさい関わらない」と電話で威嚇されたことがあったという。
 両親は、拓磨さんの自殺に関する社内調査結果にも不信感を抱く。
「'11年7月に調査責任者のC氏やA氏らが、無視やいじめなどの事実は認められないと口頭説明に来たのです。その説明を文書化して欲しいと依頼すると、A4の紙1枚に14行だけ、『芦澤宅で説明したとおり』などと書かれた中身のないものが手渡されました」
 明さんは無視の客観的証拠を探そうと、拓磨さんが業務で使用していたパソコンのデータ開示を求めた。だが東電はいったんは了承したものの、削除してしまったという。
 山梨支店で管理職を務めていただけに、明さんは東電の隠ぺい体質はよく知っている。
「業務中の事故で誰かが死んでも、会社に都合よく理由付けをしてしまうこともありました。そういう体質があったところに、福島第一原発事故でより隠蔽体質が強くなった。不祥事や事故が起きても社内の専門部署でチェックして、都合の悪い事実は外に出さないようになったのです」
 息子の死を無駄にしないためには裁判で争うしかないと二人は決意した。東電に籍を置く限り戦えないと考えた明さんは、'14年6月に退職。
 '11年に労災を申請し不支給決定があったが、'14年の12月、労災不支給を取り消す行政訴訟と、A氏と東京電力を相手どった損害賠償請求裁判を甲府地裁に起こした。
 裁判で、東電の主張の信ぴょう性が揺らぐ場面があった。
 A氏の先輩社員B氏は損害賠償裁判の証人尋問で、「いじめの社内調査は受けた記憶がない。調査責任者の副支社長C氏のことも知らない」などと証言。だが、前出の東電の内部向けの調査報告書には、「B氏はもっと面倒見るように言ったことが認められる」と書かれていた。明さんが入手した、C氏の大学ノートにも「もっと面倒見ろとA氏を怒った」とB氏から聞き取りした結果が記されている。
 社内調査を受けていないというB氏の証言と食い違っていたのだ。損害賠償裁判でのB氏の証言内容を聞いたC氏本人も「私はB氏にも聴取しているし、その内容をノートにメモした」と発言している。
 芦澤さん夫妻の弁護団の一人、山際誠弁護士は、裁判の今後についてこう語る。
「業務で心理的負荷が発生したことが自殺につながるなどした場合の労災認定基準を厚生労働省では定めており、拓磨さんが受けていた“無視”は『弱、中、強』の『強』に当たると考えられます。こうした状況を見て、無視が不法行為と認定されれば、A氏に損害賠償請求が認められるだけなく、東京電力にも使用者責任が及ぶかも知れません。さらに東電が職場環境を調整する安全配慮義務を怠ったとなれば、そこにも責任が生まれることになるのです」
 本誌は、A氏にコメントを求めた。A氏は「拓磨さんを無視していません」とした上で、職場に置いてきぼりにしたことや、ご両親への謝罪についてはこう答えた。
「たまたま作業というか仕事が重なってしまったので、置いておくというか、連絡が取れませんでした。(謝罪については)、本人が悩んでいたことに気づけなかったことは申し訳ないが、それ以外はしっかりと対応していたと思います」
 東京電力にも取材を申し込むと、「個別の裁判に関する内容につきましては、回答を差し控えさせていただきました」(東電パワーグリッド広報)との回答だった。
 3年に渡る裁判は8月3日に行政裁判、8日に損害賠償請求裁判が結審を迎える。
 息子の自殺から6年。いまだに東電からの情報が出ない状況に、父親の明さんは唇をかみしめながらこう言う。
「東電は事件を風化させたがっているのかもしれませんが、拓磨が死を賭してまで訴えようとした『第二、第三の自分を作らないで欲しい』との願いを消し去ることだけはしたくありません」


>中電新入社員自殺で遺族提訴=「パワハラ原因」、労災求め−名古屋地裁(時事通信 2017.6.15)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017061501147&g=soc

>東電社員の労災申請 戻って欲しい現場重視 (シジフォス  2016/6/11)
http://53317837.at.webry.info/201611/article_2.html


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