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zoom RSS 三星化学工業の膀胱がん訴訟 何故なのか!

<<   作成日時 : 2018/03/02 07:08   >>

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地域の高齢者との会話では、ほとんど「働かせ方法案」は話題にならなかった。メディアは五輪ばかりに焦点をあて、誤魔化せると思ったのだろうが、その特効薬期限も終え、これからが政治課題だと思ったら、焦点そらしか次々に「異様な話題」が登場してくる。国会やメディアにばかり頼る運動の誤りを反省すべきだ…と思う。多くの方が唖然としてツイートしていうるが、朝日新聞によれば<厚労省幹部は、裁量労働制の対象拡大が法案から「全面削除」になったことで、既存の裁量労働制にも導入される予定だった健康確保措置の充実も見送られると明らかにした>というこの姑息さ。しかも「厚労省幹部が」…に呆れる。これがこの法案の本質を表している。なお、その文書が載っている朝日新聞は以下。

>首相、裁量労働削除を表明 今国会は断念へ 参院予算委(朝日新聞 2018年3月1日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL312Q5QL31UTFK002.html

なお連合は昨日「裁量労働制の対象業務拡大部分の法案からの削除に関する事務局長談話」を発表した。ただ、最後の部分に<連合は、時間外労働の上限規制や同一労働同一賃金に関する法整備は早期に実現すべきであるが、高度プロフェッショナル制度の創設は実施すべきではない、との考え方に沿って、野党3党と引き続き連携を強化し、真に「働く者のための働き方改革」が実現するよう、全力で取り組む>とあることには…絶句。
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/article_detail.php?id=959tii

今朝は各紙も取り上げている<三星化学工業 従業員らが提訴 ぼうこうがん集団発症で>(毎日新聞 2018年3月1日)を読んでおく。自分も膀胱癌であり、その罹患理由は定かでは無いゆえに人ごとでは無い。

>三星化学工業(東京)の福井工場(福井市)で働いた従業員らが次々とぼうこうがんを発症した問題で、発症したのは同社に安全配慮義務違反があったためだとして、40〜60代の従業員と元従業員の男性4人が28日、総額3630万円の損害賠償を求めて福井地裁に提訴した。記者会見した原告団代表の田中康博さん(58)は「違反はないとする会社の姿勢は許せない」と訴えた。
 訴状によると、4人は1988年から97年の間に福井工場で働き始め、2015年と16年にぼうこうがんと診断された。全員、切除手術を受けたが再発リスクが高く、内視鏡などによる定期検査を受ける必要がある。
 同工場では、化学製品の製造過程で、現在発がん性が指摘されている化学物質「オルト−トルイジン」を取り扱っており、田中さんら4人を含め、計9人がぼうこうがんを発症した。集団発症を受け、国は17年1月、労働安全衛生法施行令などを改正し、オルト−トルイジンの取り扱い規制を強化した。
 しかし、原告側代理人の池田直樹弁護士は「国の規制は全国一律で最低基準だ。化学工場としてできる調査をして、最大限の安全性を保たないといけないという一般的な義務はある」として、「国の規制以前から同社には安全配慮義務がある」と主張した。
 原告の従業員、高山健治さん(58)は「15年11月ごろに工場を訪れた本社の安全衛生責任者は『オルト−トルイジンはなめても大丈夫。全部尿として排出されるから安全』と言った」。現在は退職している大久保英夫さん(65)も「会社の対応は全て後手に回っていた」と怒りを込めた。
 三星化学工業は「(ぼうこうがんを)発症した方々と家族に多大なご迷惑をおかけした。これまで通り誠意をもって対応させていただく」としている。
https://mainichi.jp/articles/20180301/k00/00e/040/211000c

なお、また各紙とも告発したのが労働組合(員)であることを書いていない。このような問題がおきるとまずこの会社には労働組合があるかどうかを調べるが、今回は連合には見当たらなかった。記者会見には「化学一般労連」の方も同席し「劣悪な労働環境で男性らが働いていたことを会社は認めてほしい」と発言し、この間の経過も労働組合から説明している。同種の薬品を扱った企業は全国にあるだろうし、詳しい情況や労使交渉などをもっと知りたいが、以下の文章しかなかった。こういう事案も本来はナショナルセンターの役割なのだとおもう。ぜひとも厚労省のコメントもほしい。そして、アスベストや放射能をはじめ同様の危険労働は多々あるはずだ。

化学工場で膀胱癌発症(化学業界の話題アーカイブ(knak (2015年12月25日)
http://blog.knak.jp/2015/12/
 厚生労働省は12月18日、顔料の原料を製造する国内の化学メーカーの工場従業員と退職者の計5人が膀胱癌を発症したと発表した。
 問題の工場は三星(みつぼし)化学工業の福井工場で、12月3日、工場の従業員約40人のうち47〜56歳の男性4人と、約12年前に退職した43歳の男性1人が 膀胱癌を発症したと労働局に報告した。5人の勤務歴は7年半〜24年で、2014年2月〜2015年11月の診察で判明した。
 工場では膀胱癌を引き起こすとの指摘があるオルト−トルイジンのほか、発がん性が指摘されるオルト−アニシジン、2、4−キシリジン 、パラ−トルイジン、アニリンの計5種類の芳香族アミンを使用、ドラム缶に入った芳香族アミンの液体をポンプを使って反応器に移し、他の物質と合成して 染料や顔料の中間体を製造していた。
 厚労省によると、「芳香族アミンには、問題が起きて製造禁止になっている物質もあるが、オルト―トルイジンなど5物質については、国内でがんの報告は初めて。」
 同社ではこの物質の危険性を認識し「防じん・防毒マスクはして換気もしていた」と説明しているが、厚労省は「どこかで漏れがあったと判断せざるを得ない」としている。5人には労災申請を勧めている。
 福井新聞によると、一人の男性は、18年余り、福井工場に勤務。オルト―トルイジンからつくった粉末状の物質を袋詰めする作業や、機器の修理の際に機器にこびりついた粉末の結晶をへらで落とす作業に従事し 、「作業が終わると顔が(粉で)真っ白になった」と振り返る。
 工場では、芳香族アミンの動物への発がん性を指摘する文書が約4年前に従業員に配布され、この男性は「みんなびっくりした」と話し、「そのときから粉じんにさらされていることを上司に言い続けてきたが、会社は『今まで通りやれ』と言うだけだった」と憤った。
 作業実態や発生原因について所轄の労働局・労働基準監督署及び労働安全衛生総合研究所で調査を行っている。
 厚労省は、予防的観点から、12月18日、日本化学工業協会及び化成品工業協会に対して、芳香族アミンによる健康障害の防止対策の適切な実施を要請した。
 また、緊急対応として、当該事業場で取り扱われている芳香族アミンのうち、膀胱癌との関連があるとされているオルト−トルイジンを取り扱う事業場として厚労省が把握している 約40事業所を対象に、防毒マスクの着用など労働者のばく露防止と健康管理の徹底が図られるよう、労働局・労働基準監督署による調査・指導を実施する。
 三星化学工業は1953年設立で、有機顔料中間体をコア事業とし、医農薬中間体や写真薬、機能性色素など様々な分野に事業を展開して いる。福井のほか、相馬、埼玉に工場を持つ。<以下・>略

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