ワタミでの食中毒が連続している理由

今週号の『週間金曜日』トップに掲載されているのが「居酒屋ワタミでノロウィルス食中毒事故で7日間の営業停止処分 事故を隠蔽工作」との記事。悪名高きブラック企業がまたか、という感じだが、2Pにわたる記事を見ると、これまでの報道とは違い別の深刻さを感じるのでご紹介する。おそらく報じたのは『週間金曜日』だけだろう。

ワタミグループのワタミフードサービスが経営する三軒茶屋にある「居酒屋・語らい処 坐・和民」で20名の客がノロウィルスによる食中毒に感染し9/30~10/6まで営業停止処分を受けたが、なんと店は処分期間中を「改装工事」とする隠蔽工作を謀り、対外的にもそう公表。そうであるなら従業員に賃金補償されるはずだが、それはなかったという。食中毒の発生日は9/10だったが、30名以上の発症者でなければ記者発表する必要はないため、公表されなかったらしいが、ワタミグループでは、この3年間で5件もノロウィルスによる食中毒が発生しており、看過していいのだろうか。いうまでもなく、ノロウィルスは過去に死者がでるほど危険な病原体であり、有効なワクチンもない。食品によるものだというが、特定もされていないようだし、ワタミは『週間金曜日』に対し、徹底した取材拒否を行っている。ワタミの経営者である渡邊美樹氏の発言には、「絶対にウソをついてはいけない」という台詞があるが、この食中毒に関する会社の態度はウソ以外の何物でもない。そして、行政はノロウィルス対策を冬場は特にきちんと行わなければならないし、マスコミもきちんと報道すべきではないだろうか。10月末の玉川高島屋でのノロウィルスによる食中毒については、患者は4人だったが、会社はきちんと公表し、マスコミもテレビを含め大きく伝えた。注意喚起は重要なのだ。

往々にしてブラック企業は、従業員に対し過酷なばかりの労務管理を行う一方で、衛生面等、本来社会的責任として行わなければならない義務もおろそかになっている。小泉構造改革時代にマスコミの寵児としてもてはやされ、今も度々テレビ等に登場する渡邊会長だが、だいたい自分の名前を会社名にするのは時代錯誤というか、それだけで異常だ。『週間金曜日』でも紹介されているが、会社経営に自らを神格化する思想注入をしていることは有名で、従業員は毎月30分間のメッセージビデオを見せられ、その感想を提出しなければならないという。残業代の不払いやまた、昨年9月には渡邊氏が買収した学校で、教師に対し髪を強制的に切るパワハラを行い、解雇もされたことから、話題となった。参考までに、これらの記事を紹介。

>ワタミ会長の渡辺美樹氏、髪切りパワハラ?理事長務める学校の元教師が提訴へ 09年9月14日スポーツ報知
 学校法人「郁文館夢学園」(東京都文京区)に教師として勤務していた男性(50)が、「上司からいわれのない中傷を受け解雇された」として、同校を相手取り地位保全と慰謝料300万円の支払いを求める訴訟を近く東京地裁に起こすことが13日、分かった。「―夢学園」は居酒屋チェーンを展開する「ワタミフードサービス」の渡辺美樹会長(49)が、理事長を務めている。
 訴えによるとこの男性は、2005年4月から09年3月まで同校で体育教師として勤務。学校の備品を購入した際、金銭管理の不備を一方的に責められ、解雇されたという。また男性は陳述書などで、渡辺理事長によるパワーハラスメントを指摘。08年10月24日、渡辺氏が同校で行われた職員会議後に、40代の男性教師の髪形が気に入らないとし、ハサミを持ってくるよう部下に命じ、教師の髪を切らせたとしている。渡辺氏自身も、ハサミを手に髪を切り「これは断髪式だ」と言ったという。渡辺氏らによるパワハラは、校内で日常的に行われていたとしている。
 この件について、複数の教師が当時の校長に事情説明を要求。校長は複数の学校関係者にメールを送り「断髪式」の事実を認めたという。メールでは「(断髪は理事長と教師の間で)合意がとれていたとはいえ、理事長に『話を知らない人から見れば、理事長の権威を示すような印象のよくない行為である』と意見できなかったことを悔やんでいます」などと説明している。

>居酒屋などで知られるワタミの渡邉美樹会長の叱り方論が話題を呼んでいる。「(ビル8階とか9階で会議中)いますぐ、ここから飛び降りろ!と平気で言う」としたくだりが注目を集め、インターネット上では擁護論もあるが、「単なるパワハラ」などと批判が噴出し、議論が盛り上がっている。
渡邉会長発言が紹介されたのは、ビジネス総合誌プレジデント(10年9月13日号)でのインタビュー記事だ。「なぜ『飛び降りろ』と叱咤できたのか:ワタミ会長 渡邉美樹」の見出しでネット上でも8月21日に配信された。刺激的な見出しの影響もあってか記事は注目を集め、ネット掲示板2ちゃんねるでは、複数のスレッド(話題提供のための見出し)が立った。 「なぜ『うちはブラック(企業)ですよー!』と大声で知らしめようとするのか」「単なるパワハラ的な物言いを『ハートは熱い』と勘違いしている」といった趣旨の批判的な声が多く並んでいる。
プレジデント記事によると、渡邉会長は、叱る際に「心のままに」と「冷静に」という2つの原則を持っているそうだ。「冷静に」とは「叱る理由をきちんと伝える」ことだ。問題となっている「たとえばビルの8階とか9階とかで会議をしているとき、『いますぐ、ここから飛び降りろ!』と平気で言います」との発言は、「心のままに叱る」例として挙げられている。


最後に、こんな書き込みをみつけたので紹介。いや、インターネットって凄い。なお、これから小旅行に行くので、明日の更新は夕方になる予定…どうでもいいか。

>イマドキの経済人の"言葉"
奥田 碩(日本経団連名誉会長 トヨタ自動車相談役)
「格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない」
「マスコミの厚労省叩きは異常。報復しようかと。スポンサー引くとか」
宮内義彦(オリックス会長 元規制改革・民間開放推進会議議長)
「パートタイマーと無職のどちらがいいか、ということ」
奥谷禮子(人材派遣会社ザ・アール社長 日本郵政株式会社社外取締役 アムウェイ諮問委員)
「格差論は甘えです」
「競争はしんどい。だから甘えが出ている。個人の甘えがこのままだと社会の甘えになる」
篠原欣子(人材派遣会社テンプスタッフ社長)
「格差は能力の差」
南部靖之(人材派遣会社パソナ社長)
「フリーターこそ終身雇用」
林 純一(人材派遣会社クリスタル社長)
「業界ナンバー1になるには違法行為が許される」
渡邉美樹(ワタミ社長)
「24時間仕事のことだけを考えて生きろ」 「人間はなにも食べなくても[感動]を食べれば生きていけるんです」

この記事へのコメント

良いブログだが
2012年12月29日 17:56
引用ソースをなぜ貼らないんでしょうか。
韓国人と仕事して困ったことまとめ
2019年02月03日 01:51
ソース元に(コメ欄があれば)反論に行かれたら困るんだろ(* ̄m ̄)プッ

ここのブログ主である国賊水谷研次は、北朝鮮を"共和国"と呼びながら賞賛するほどの親北人士なんだぜ?


自身で自身のブログにトラバ飛ばしながら、都合の悪い反論から逃亡しまくる化石サヨクでもあるぞ。

こいつは富裕層妬みや発言つまみ食いでの叩きしか出来ない晩節汚しまくりのゴミだね。

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  • <ワタミ従業員自殺>「労災」というより「殺人」だ

    Excerpt: なぜ職場復帰(?)と同時に、このような哀しい労働者の現実にまた向き合わなければならないのだろう。しかも「マスコミ報道」自体は無視か、いかにも淡々としている。自社の広告・CM収入などに影響を及ぼしかねな.. Weblog: シジフォス racked: 2012-02-23 07:39
  • 深夜労働の時給は最賃以上だと強弁するワタミに!?

    Excerpt: 運動的には3.8国際女性デー、3.10東京大空襲、3.11と連続している中で、今日3月9日は「感謝の日」だそうだ。単なる「サンキュー」の語呂合わせで面白くもなんともないが、昨日、実に面白い記事に遭遇(.. Weblog: シジフォス racked: 2014-03-09 06:47