連合沖縄のオスプレイ反対24時間座り込み行動
本土の新聞では報道されるはずもないが、沖縄では写真入りで大きく報道されている。連合沖縄がオスプレイの反対を訴え、24時間座り込みを那覇市の県民広場で8月1日から始めたのだ。もちろんそんなに大きい規模ではなく、8月5日の県民集会まで連日20人、延べ約100人が参加するというが、大きなテントと横断幕、意気込みが素晴らしく、労働組合らしい行動で、実はオリンピックのメダル以上に感動した。連合沖縄では、このような24時間の座り込みを、日米地位協定の抜本見直しを求めた2008年3月と、米軍普天間飛行場の県内移設断念を求めた10年4月にも実施しており、3度目だという。そしてこの行動には、オスプレイが陸揚げされた岩国基地をかかえる連合山口の杉本郁夫会長が、初日に応援に駆けつけた。報道では「国防にはオスプレイが必要だという声は非常に残念。人の心の痛みで自分の心も痛むという肝苦(ちむぐり)さんの気持ちを分かっている人が全国にどれだけいるだろうか」と問いかけ、オスプレイ配備反対を強く訴えた、という。連合本部は、この連合沖縄の行動にどう支援をしているのだろうか。自分が担当者であれば、全国の地方連合会や構成組織に連帯行動、激励行動をすぐ呼びかけるのだが、民主党政権批判に結びつくために二の足を踏んでいる可能性が大きい。ぜひとも自主的にでも、激励や県民大会参加をめざしてほしい、と思う。
特に、そのような行動の一つひとつが、労働組合のステータス、社会的影響力を高め、働く者の生活や権利の向上に結びついていくことを是非とも理解してほしい。瓦解しそうな政権を支えるよりも、労働組合の重要性を認識してもらえる意味ある行動だ。また、本土から参加すれば、活動家は急成長できる感激が味わえるはずだ。また組合費でそのまま派遣するよりも、みんなでカンパを集める作風も大事だ。役員ならそのまま国際通りで呑んだくれるかもしれないが、カンパで青年が行けばそんなことにはならない。とにかく、沖縄では、労働組合が様々な行動の先頭に立っており、高く評価されていることを知って欲しい。以前にも書いたが、連合沖縄は8月5日の県民大会の共同代表となっている。昨日の琉球新報には、こんな記事が載った。
>日米の強行姿勢批判 県民大会、共同代表が呼び掛け(2012年8月2日)
オスプレイの県内配備に反対する8・5県民大会の共同代表5人は1日、県議会内で記者会見し、強行配備を模索する日米両政府の対応を批判し、配備撤回を求める大会の成功に向け、県民に結集を呼び掛けた。
県市長会の翁長雄志会長(那覇市長)は「日米両政府は説明責任も果たさず、なし崩し的にいろんな問題を沖縄に押し付ける状況にある。両政府の対応がどういうものなのか、世界に示す大会にしたい」と話した。
県議会の喜納昌春議長は「県議会、全市町村を含む県民の代表として大会を成功させたい。党派を超えて総決起し、県民大会を起点に全国民が沖縄の米軍基地問題を考える第一歩にしたい」と強調した。
県商工会連合会の照屋義実会長は「オスプレイが墜落する場合は、落ちる場所を選ばない。県内には無数の商工業者がおり、その生命と財産を守る立場から、配備反対の声を強く上げないといけない」と訴えた。
連合沖縄の仲村信正会長は「連合沖縄の組合員を最大動員し、県民と心を一つにして大会を成功させる。沖縄や日本の上空にオスプレイを飛ばさせない闘いにこれからも継続して取り組んでいく」と意気込んだ。
県婦人連合会の平良菊会長は「政府にこれ以上、沖縄に危険な物を持ち込まないでほしいという思いだ。沖縄の現状を知らないふりしないで、しっかり見てほしい。婦人会は最大動員をかけて臨む」と話した。
これらの全県民一丸となった取り組みに、当初は県民大会出席を保留していた仲井真知事も出席せざるをえなくなってきたという。 このような沖縄の取り組みを理解し、連帯できるか、問われている。幸い、現在『労働情報』編集部も全力で取り組んでいる七つ森書館緊急発行の『オスプレイ配備の危険性』の売上は好調だ。真喜志好一さんと リムピース、非核市民宣言運動・ヨコスカによるこの本は、オスプレイの危険性を告発する唯一の貴重な書籍といってよく、運動団体、労働組合への拡大を引き受けた『労働情報』にも注文が相次いでいる。とにかく一つひとつの行動が、今問われている。表紙に書かれてい4氏の言葉もいい。
<大田昌秀>
沖縄は無人島でなく140万余の人間が住んでいる。オスプレイの配備は、沖縄人を人間扱いにせず国策の手段、物扱いにすることで絶対に許せない。
<鎌田慧>
ウソ、秘密、危険。「落ちプレイ」配備は、原爆を原発に変えて売りこんだ、米軍需産業への二度目の屈服。
<佐高信>
欠陥政治家が押しつける欠陥米軍機。野田はどこの国の首相なのか!? 少なくとも日本国民の首相ではない!!
<辛淑玉>
謹呈森本防衛大臣様 危ないから、あんたも乗るな。
詳細は、七つ森書館のHPにも掲載されているが、購入は『労働情報』から…。
http://blogs.yahoo.co.jp/rodojoho05/63018410.html
オスプレイに関しては書きたいことは山のようにあるが、本を読んでいただくことで省略し、今日は沖縄にとっての問題を再認識してもらうために、以下のルポを紹介して終わる。いわゆる爆音とはレベルが違うということだ。これまで基地反対の県民集会に「自主参加」としてきた全駐労が、8/5の県民集会には正式に組織参加するという。自らの雇用を奪いかねない行動だが、何よりも命が大事だと決断したという。原発問題を含め、すべてが結びついている現下の「危機」を理解しよう。
>[普天間ルポ]不快感耐える日々 「オスプレイだったら…」(琉球新報 2012年7月31日)
【宜野湾】ヘリが自宅からわずか400メートル先の上空でとどまる。バタバタと激しく空を切る音が15分ほど続き、家族との会話がままならない。「早く行ってほしい」と耐えるが、3機が次々とやって来て、騒音が長引くこともある。航空機の騒音は離着陸によるものだけではない。このようなホバリングや、地上でのエンジン調整は普天間飛行場で日常的に行われている。普天間飛行場周辺を歩いた。
普天間飛行場の周辺住民は「離着陸に伴う騒音より何倍も被害は大きい」と口をそろえる。「これでオスプレイが来たらもっと騒音がひどくなる」とも。
だが、国は、普天間飛行場の代替施設建設に向けた環境影響評価書(アセスメント)に、普天間飛行場でのホバリングやエンジン調整音などの騒音の実態を反映させなかった。
ホバリングの音やエンジン調整音は長い時間続く分、とりわけフェンスに近い住民にとって精神的な負担も大きい。飛行場近くに住む呉屋信栄さん(62)=宜野湾市喜友名=は「離着陸の(騒音の)比じゃない。ホバリングは音が続くから、数倍も騒音公害は大きい」と語る。訓練は午後9時をすぎることもあるという。
騒音が響く間、テレビが聞こえず家族との会話がままならない時間が続く。呉屋さんは「(離陸時のように)飛んで行ってしまえばまだいいが、精神的にもいらいらする。会話も愚痴っぽくなってしまう」と苦い表情を見せる。
同市新城の普天間第二小学校はエンジン調整音がほぼ毎日、1、2時間続くという。授業は中断できないので、騒音の中で続けている。川村和久校長は「とにかく長い。授業に与える影響は大きい」と話す。離着陸に比べ、音が長いホバリングやエンジン調整の音は「まったく別の騒音問題だ」ときっぱり。こうした状況に「慣れているわけではない。不快に感じながら耐えている状態だ」(増田健太)
もうひとつ、QAB琉球朝日放送 2012年8月2日の「オスプレイ環境レビュー(4)高江ヘリパッドでの訓練」も必見なのでご紹介して終える。
http://www.qab.co.jp/news/2012080237158.html
特に、そのような行動の一つひとつが、労働組合のステータス、社会的影響力を高め、働く者の生活や権利の向上に結びついていくことを是非とも理解してほしい。瓦解しそうな政権を支えるよりも、労働組合の重要性を認識してもらえる意味ある行動だ。また、本土から参加すれば、活動家は急成長できる感激が味わえるはずだ。また組合費でそのまま派遣するよりも、みんなでカンパを集める作風も大事だ。役員ならそのまま国際通りで呑んだくれるかもしれないが、カンパで青年が行けばそんなことにはならない。とにかく、沖縄では、労働組合が様々な行動の先頭に立っており、高く評価されていることを知って欲しい。以前にも書いたが、連合沖縄は8月5日の県民大会の共同代表となっている。昨日の琉球新報には、こんな記事が載った。
>日米の強行姿勢批判 県民大会、共同代表が呼び掛け(2012年8月2日)
オスプレイの県内配備に反対する8・5県民大会の共同代表5人は1日、県議会内で記者会見し、強行配備を模索する日米両政府の対応を批判し、配備撤回を求める大会の成功に向け、県民に結集を呼び掛けた。
県市長会の翁長雄志会長(那覇市長)は「日米両政府は説明責任も果たさず、なし崩し的にいろんな問題を沖縄に押し付ける状況にある。両政府の対応がどういうものなのか、世界に示す大会にしたい」と話した。
県議会の喜納昌春議長は「県議会、全市町村を含む県民の代表として大会を成功させたい。党派を超えて総決起し、県民大会を起点に全国民が沖縄の米軍基地問題を考える第一歩にしたい」と強調した。
県商工会連合会の照屋義実会長は「オスプレイが墜落する場合は、落ちる場所を選ばない。県内には無数の商工業者がおり、その生命と財産を守る立場から、配備反対の声を強く上げないといけない」と訴えた。
連合沖縄の仲村信正会長は「連合沖縄の組合員を最大動員し、県民と心を一つにして大会を成功させる。沖縄や日本の上空にオスプレイを飛ばさせない闘いにこれからも継続して取り組んでいく」と意気込んだ。
県婦人連合会の平良菊会長は「政府にこれ以上、沖縄に危険な物を持ち込まないでほしいという思いだ。沖縄の現状を知らないふりしないで、しっかり見てほしい。婦人会は最大動員をかけて臨む」と話した。
これらの全県民一丸となった取り組みに、当初は県民大会出席を保留していた仲井真知事も出席せざるをえなくなってきたという。 このような沖縄の取り組みを理解し、連帯できるか、問われている。幸い、現在『労働情報』編集部も全力で取り組んでいる七つ森書館緊急発行の『オスプレイ配備の危険性』の売上は好調だ。真喜志好一さんと リムピース、非核市民宣言運動・ヨコスカによるこの本は、オスプレイの危険性を告発する唯一の貴重な書籍といってよく、運動団体、労働組合への拡大を引き受けた『労働情報』にも注文が相次いでいる。とにかく一つひとつの行動が、今問われている。表紙に書かれてい4氏の言葉もいい。
<大田昌秀>
沖縄は無人島でなく140万余の人間が住んでいる。オスプレイの配備は、沖縄人を人間扱いにせず国策の手段、物扱いにすることで絶対に許せない。
<鎌田慧>
ウソ、秘密、危険。「落ちプレイ」配備は、原爆を原発に変えて売りこんだ、米軍需産業への二度目の屈服。
<佐高信>
欠陥政治家が押しつける欠陥米軍機。野田はどこの国の首相なのか!? 少なくとも日本国民の首相ではない!!
<辛淑玉>
謹呈森本防衛大臣様 危ないから、あんたも乗るな。
詳細は、七つ森書館のHPにも掲載されているが、購入は『労働情報』から…。
http://blogs.yahoo.co.jp/rodojoho05/63018410.html
オスプレイに関しては書きたいことは山のようにあるが、本を読んでいただくことで省略し、今日は沖縄にとっての問題を再認識してもらうために、以下のルポを紹介して終わる。いわゆる爆音とはレベルが違うということだ。これまで基地反対の県民集会に「自主参加」としてきた全駐労が、8/5の県民集会には正式に組織参加するという。自らの雇用を奪いかねない行動だが、何よりも命が大事だと決断したという。原発問題を含め、すべてが結びついている現下の「危機」を理解しよう。
>[普天間ルポ]不快感耐える日々 「オスプレイだったら…」(琉球新報 2012年7月31日)
【宜野湾】ヘリが自宅からわずか400メートル先の上空でとどまる。バタバタと激しく空を切る音が15分ほど続き、家族との会話がままならない。「早く行ってほしい」と耐えるが、3機が次々とやって来て、騒音が長引くこともある。航空機の騒音は離着陸によるものだけではない。このようなホバリングや、地上でのエンジン調整は普天間飛行場で日常的に行われている。普天間飛行場周辺を歩いた。
普天間飛行場の周辺住民は「離着陸に伴う騒音より何倍も被害は大きい」と口をそろえる。「これでオスプレイが来たらもっと騒音がひどくなる」とも。
だが、国は、普天間飛行場の代替施設建設に向けた環境影響評価書(アセスメント)に、普天間飛行場でのホバリングやエンジン調整音などの騒音の実態を反映させなかった。
ホバリングの音やエンジン調整音は長い時間続く分、とりわけフェンスに近い住民にとって精神的な負担も大きい。飛行場近くに住む呉屋信栄さん(62)=宜野湾市喜友名=は「離着陸の(騒音の)比じゃない。ホバリングは音が続くから、数倍も騒音公害は大きい」と語る。訓練は午後9時をすぎることもあるという。
騒音が響く間、テレビが聞こえず家族との会話がままならない時間が続く。呉屋さんは「(離陸時のように)飛んで行ってしまえばまだいいが、精神的にもいらいらする。会話も愚痴っぽくなってしまう」と苦い表情を見せる。
同市新城の普天間第二小学校はエンジン調整音がほぼ毎日、1、2時間続くという。授業は中断できないので、騒音の中で続けている。川村和久校長は「とにかく長い。授業に与える影響は大きい」と話す。離着陸に比べ、音が長いホバリングやエンジン調整の音は「まったく別の騒音問題だ」ときっぱり。こうした状況に「慣れているわけではない。不快に感じながら耐えている状態だ」(増田健太)
もうひとつ、QAB琉球朝日放送 2012年8月2日の「オスプレイ環境レビュー(4)高江ヘリパッドでの訓練」も必見なのでご紹介して終える。
http://www.qab.co.jp/news/2012080237158.html
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