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zoom RSS 政権に配慮したトヨタベア非公表…来春以降も継続 

<<   作成日時 : 2018/04/05 06:02   >>

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隠ぺいされてきたデータや情報が相次いで明らかになっているのはこの政権が末期に至った証しなのだろう。都合の悪いことは何があっても隠ぺいするのはこの国の常識であり、自分だって墓場までもっていく情報はいくつもある。しかしそれが明確な法違反や社会悪、公共利益に著しく反する場合は公開されなければならないし、公務員にもその責があるはずだ。そして、使用者へのチェック機能という役割を持つ労働組合の責任も大きい。しかしこの間の一連の企業不祥事でも明かだったように、労組は「運命共同体」として不祥事隠しに加担していた。しかも反省も改革努力もほとんど見られず、犯人捜しや漏洩防止対策が裏面で進行する。

隠してならないものは明らかにすべきであり、労組がそれに加担するのであれば、連合は政府の改ざん隠ぺいを批判できない。その意味で昨日の朝日新聞が<トヨタのベア額非公表に広がる波紋>として掲げた記事は注目される。その朝日の澤路さんもリツイートしたJILPTの山崎憲さんの4/3Twitter<酒席で、連合の事務局長と会う。「トヨタの賃上げを明かさないことについてどう思うか」と聞かれた。僕は「東日本大震災があっても、東北は離れないと同じ責任をトヨタ労組が持ちつづてほしいと言った。相原さんは日本、そしてアジアの労働者への責任があると答えた。その次の答えを僕は待つ>。この後の山崎さんの言葉も…痛い。

>僕はなにがあったって、コテンパにやられた日本が、それでもなお、世界への貢献のためにこそ生きる価値があるとした寓話を、少なくとも僕が生きている限り信じていたい。ただそれだけなんだけど。誰かが悪いと表明することは大事だ。ところで、その結果、何が変わるのか、僕らの子供が何を変えられるのか、変わったらアジアで何が起こるのか、僕らの責任にはそこまであることを僕自身が何より意識したい。簡単に言うなら、「それは君の意見なのか?」っていうこと。
政治が悪い、この国がおかしい、そんなのはいつでも言えるし、諦めの言い訳になる。それよりも何より、僕は、ぼくらは、本当にそれをしたかったのか? 既得権益と忌み嫌う前に、その既得権益たる、たとえば労働組合は、地域の貧困たか、所得格差を考えない組織だなと思ったら、その時は直接行動のベルが鳴ってるんだと思っていい。でも、もう少しんじてみていいんじゃないか?(山崎憲Twitter 2018.4.3)

朝日によれば、この非公表は「政権への配慮」であり、来春闘以降も継続されるという。かつて実質的な賃上げを非公表にした産別・労組は多くあったが、公式にはそれを一切認めなかった。当たり前で、それをみんながやれば「春闘」の存在意義はなくなる。もちろんナショナルセンターの役割を放棄して「産別自決」を掲げた時点で連合の春闘はおかしくなっているし、遡れば私鉄集交が無くなった段階で、春闘は変わってしまった。しかも、今に至るも建前が先行し、真摯な反省や総括はない。山崎さんの言う「直接行動」の意味は実は大きい…と思う。

とにかく前向きの学習素材が無いことに苛立ちつつ、朝日の記事を掲げて今朝も終わる。

トヨタベア額非公表、波紋 相場牽引役の回答不明、交渉評価困難に(朝日新聞 2018年4月4日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13435251.html
◆トヨタのベア額非公表に広がる波紋
 今春闘でベースアップ(ベア)の額を非公表にしたトヨタ自動車の対応が波紋を広げている。多くの企業が交渉の目安にしてきたトヨタのベア額が確認できなくなり、労使関係者は戸惑いをみせる。組合の要求に対する回答水準がはっきりしないため、交渉の成果の評価や検証もままならず、春闘の形骸化につながるとの危機感も出ている。
 自動車や電機など製造業の五つの産業別労組でつくる金属労協は3日、賃金体系を底上げするベアの平均額が3月末時点で前年同期より257円多い1452円になったと発表した。高倉明議長(自動車総連会長)は記者会見で「賃上げの裾野を広げることができた」と胸を張った。
 だが、この集計データに日本最大の企業、トヨタの数値は反映されていない。トヨタの経営陣は今春闘で、昨春実績の1300円を超えるベアを回答したと説明。具体額は労組執行部の64人だけに伝え、約6万8千人の組合員にも知らせなかった。春闘相場を牽引(けんいん)してきたトヨタが突如、ベアの公表をやめたことで、春闘交渉のあり方が揺さぶられている。
 連合は例年、春闘で要求する賃上げ幅の水準を示し、傘下の労組はそれを目安に交渉に臨んできた。今春闘では「2%程度を基準」にベアを要求。だが、ベア額が示されなければ、要求がどこまで実現したのかを測るのが難しくなる。
 連合は春闘での賃上げ率を毎年集計して発表しているが、このままではトヨタのデータを統計に盛り込めない。相場の牽引役の回答が反映されなければ集計の価値が損なわれ、来春闘以降の要求方針を決める土台も揺らぎかねない。連合の神津里季生(りきお)会長は「賃金データはきちっとしないといけない」と述べ、トヨタの回答の把握に努める考えを示している。
 ■「政権へ配慮」、背景か
 トヨタはなぜ異例の非公表にかじを切ったのか。
 トヨタの系列メーカーにはベア額がトヨタを超えないように春闘交渉を決着させてきた慣行があり、これが続く限りトヨタと系列各社の賃金格差は縮まらない。トヨタの経営陣はベア額の公表を控えることで格差是正を促すと非公表の狙いを説明する。
 だが、この説明を額面通りに受け取る関係者は多くない。トヨタ労組の上部団体である自動車総連の関係者は、安倍政権が今春闘で経済界に「3%以上」の賃上げを要請したことを引き合いに、「政権への配慮があったのではないか」と指摘する。連合幹部も同様の見方をする。
 経営側はベア額を公表しない一方、非正規の期間従業員を含めて「3・3%の賃上げを実現した」と強調した。労組の要求は定期昇給分とあわせても2・9%の月給アップで、満額回答でも3%に届かない水準だった。だから回答方法を変えた、との見立てだ。
 労組は経営側からのベア非公表の要請をいったんは拒んだが、結局のんだ。トヨタ労組出身の相原康伸・連合事務局長は古巣の対応について「データの整備や産業別の共闘など様々な観点で検証が必要だ」と話すが、トヨタは来春以降も非公表を続ける方針だ。
 労組関係者には、ベアを公表しない企業が相次ぐとの懸念も広がる。実際、ある大手メーカーの首脳は「一つの見識だ」とトヨタの対応に理解を示している。

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内 容 ニックネーム/日時
「春闘」なんておふざけを延々とやっているから自称人手不足戯言が生じ、
『外国人を安くこき使うブラック企業思考』が罷り通っているんだが?(嘲笑)

韓国人と仕事して困ったことまとめ
2018/10/26 16:18

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