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zoom RSS シリコンバレーのカースト制度に対抗する組織も誕生

<<   作成日時 : 2018/09/03 05:56   >>

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最近は仕事(?)以外は早朝の2時間しかPCの前に向かわない。かつては学ぶべき情報も多かったが、危機データもここまで溢れると「それならどうする」の思考に切り替えないと麻痺しかねない。かつては当たり前だった人権や平和、正義と平等などの「常識」が通用しない社会に急速に転げ落ちている。隠ぺいや改ざん、ウソが当たり前のようにまかり通り、差別や虐め、抑圧と不平等が日常化しつつある。もちろんわれわれ高齢者にも多大な責任はあるのだが、その高齢者自体が藤掛第一病院での80代入院患者死亡事件のように見捨てられた存在になりつつある。「終末医療」とは、寝たきりや介護が必要でも面倒を見られない家族が最後に頼る場所であり、そこで高齢者はものも言えず死ぬのを待つしかない。いや、施設や病院に入れるだけ良しとされつつある。この暑さで大量の孤独死が生まれているはずだ。

本田由紀さんの9/1のTwitterに<生涯学習「不要」が大幅増=しない理由、最多は仕事―内閣府調査>との記事が紹介されていた。30年前はもてはやされたが、もはやそんな余裕もないし、死ぬまで働かなければならない…ということだ。なお回収数1710のうち、最多の年齢層は70歳以上で457名、次いで60代が322名だった。

>内閣府は31日、「生涯学習に関する世論調査」の結果を公表した。
 この1年間に何らかの学習を行った人の割合は全体の58.4%、「したことがない」と答えた人は41.3%だった。していない人に理由を複数回答で尋ねたところ、「特に必要がない」が31.1%となり、比較可能な2012年7月調査での9.6%から大幅に増加した。
 していない理由では、「仕事が忙しくて時間がない」が33.4%で最多。このほか、「きっかけがつかめない」(15.8%)、「家事・育児・介護などが忙しくて時間がない」(15.0%)となった。(時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180831-00000099-jij-pol
報告書https://survey.gov-online.go.jp/h30/h30-gakushu/index.html … 

進行する新たな「産業革命」は、人類という種を滅亡させつつあると思っている。今年の自治労大会では、総務省が7月に打ち出した「従来の半分の職員でも自治体の機能を発揮するための、AIを活用したスマート自治体への転換方針」に対し、AIの影響に関する研究会の発足を決めたというがあまりに遅すぎる(苦笑)。1995年の「新時代の日本的経営」でさえも、それからさらにドラスティックに「働かせ方」は変わっている。

今朝はJILPTの山崎憲さんのTwitterで紹介されていた文書<多くのスタートアップが集中する米西海岸のサンフランシスコ。テクノロジー産業に従事する人々が多数を占めるこの湾岸都市は、その成長に伴って社会経済のカースト化が進んでいるという。その実態はどれほどのものなのか? そしてサンフランシスコの「外側」にも広がっていくのか──。創業初期のフェイスブックで活躍した起業家で、ベストセラー作家でもあるアントニオ・ガルシア・マルティネスによる考察>を読んで終わる。別に目新しいことが書いてあるわけではないが、「労働情報」誌9月号の「グーグル従業員の軍事協力反対運動から考える」(山崎憲)と併せて考えたい。そこでは労働組合と労組の所有する銀行によってIT技術者の新たな組織が生まれ、声をあげている(必読!)。とにかくこれからの集団的労使関係構築の可能性を模索したい。

シリコンヴァレーで加速する「カースト制度」の真実(wired 2018.8.27)
https://wired.jp/2018/08/27/silicon-valley-informal-caste-system/
 「カリフォルニアはアメリカ合衆国の未来である」という決まり文句がある。ほかには、「いま米国がしていることは、5年以内に欧州でも行われるだろう」という決まり文句もある。
 こうした真実らしい格言を考慮に入れて、これから起こることの先駆けとなりそうな、「湾岸都市サンフランシスコ」の社会経済を検証してみよう。
 データを見ると、テクノロジーとサーヴィスの両産業がサンフランシスコ市全域の雇用で大きな割合を占めていることがわかる。そして、失業と住宅価格はテクノロジー産業の好不況のサイクルに連動している。現在にわか景気の真っただ中にあって、4人家族で収入11万7,400ドル(約1,300万円)の世帯は、サンフランシスコでは低所得層とみなされる。
 わたしがフェイスブックで働いていたころの回想録『Chaos Monkeys』(邦題:サルたちの狂宴)で、6桁の給与はわたしを「かろうじて中流階級にした」と書いた。そのとき、読者のなかには笑う人がいた。
 しかし、いまとなっては、それがさほど的外れではなかったことがわかる。この実績を念頭に、サンフランシスコ・バブルの内側で営まれている上流階級気取りの生活に関する、この考察について考えてほしい。以下の考察は、データやこの地のテクノロジー関係者の経験とも一致しているように思う。
◆サンフランシスコにおける「4つのカースト」
 サンフランシスコの住民は、おおまかに4つの階層、4つのカーストともいえる階級に分けられる[編注:ここで著者が使っている「インナーパーティー」と「アウターパーティー」は、英国の作家・ジョージ・オーウェルの小説『1984』に出てくる言葉。一党独裁の全体主義国家オセアニアで、ピラミッド型の権力構造は上からインナーパーティー(党中枢)、アウターパーティー(党外部)、プロール(被支配階級、下層階級)に分かれている]。
◎インナーパーティー ヴェンチャーキャピタリストや成功した起業家たち。サンフランシスコ市経済の原動力であるテクノロジー企業を経営している。
◎アウターパーティー 熟練した専門技術者、経営幹部、マーケティング担当者からなる。インナーパーティーが所有する“列車”を時間通りに走らせるのが、この階級である。高い給料を得ているが、本質的にはいまだに中流階級の生活、あるいは、かつて中流階級が送っていたような生活をしている。
◎ギグエコノミーのサーヴィス業従事者 過去には人的なヴァリューチェーンのなかで、人間には埋められない隙間をコンピューターが埋めていた。現在はその逆で、ソフトウェアのヴァリューチェーンのなかで、ソフトウェアが埋められない隙間を人間が埋めている。こうした単発や短期の非正規労働による業務は、まだ人工知能(AI)による無人化が実現できておらず、そこで人間はオートメーション化された機械の歯車として消費される。すなわち、配車サーヴィスのUberのドライヴァーや、食料品の即日配達サーヴィスを行うInstacartのショッパー(代わりに買い物をして届ける人)、用事代行サーヴィスのTaskRabbitで働く者などが該当する。
◎不可触民 最後に、ホームレスや麻薬常習者、犯罪者などで構成される不可触民[編注:カースト制度における最下層民]の階級がある。彼らは広がり続ける都市周辺部で、テント村や郊外の絶望的に荒廃した地域に住んでいる。インナーパーティーは彼らを見ようともしない。アウターパーティーは無視し、サーヴィス業階級は警戒の目を向ける。結局、不可触民は市の周辺部で一生を終えることになる。
◆進むカーストの固定化
 カースト間の移動性は最小限に見える。アウターパーティーの構成員は、フェイスブックやグーグルといった会社の創生期に就職する宝くじのような運に恵まれるか、起業家として成功することによってインナーパーティーに到達できる。しかし、それはまれにしか起こらない。アウターパーティーの構成員の大多数はインナーパーティーのために働いて、株式報酬や不動産の値上がりによって、少しずつ資産を増やすことを好むからだ。
 サーヴィス業階級は、ドライヴァーやショッパー、用事代行などの仕事をしていて、アウターパーティーに昇格することはまず無理だ。少なくとも、さらなる訓練やスキルが必要となる。
 この階級の人々は、半ば定期的になくなる不安定な単発仕事をこなして、不可触民の身分に落ちることを防いでいる。だが、例えばUberは、ドライヴァーをロボットに置き換えるつもりであることを隠そうともしていない。すでに配達ロボットは実用化されているが、サンフランシスコでは厳しい制限を課している。
 もちろん、この分類から外れる人々もいる。古くからの土地所有者(と借地人)は、前者が地価の高騰によって得をしているとはいえ、テクノロジーが支える好景気を慎重に見ている。いつも楽しませてくれるPayPal創業者でヴェンチャーキャピタリストのピーター・ティールは最近、自分が苦労して集めた資本が欲張りな「スラム街の悪徳家主」の口の中に消えていくと不平を漏らしている。
 さらに、もっと伝統的な、テクノロジーとは関係のない産業で働く人々もいる。彼らはニューヨークのように経済的に多様性のある都市では、テクノロジー産業の隆盛がもたらす好景気に歯止めをかけるうえで役立つ。
しかし、テクノロジー産業に支配され、それが社会経済の階層化を助長しているサンフランシスコでは、彼らはますます生活できなくなっている。
 わたしはアウターパーティーのとるに足りない構成員だ。妻はテクノロジーとは無関係の専門職に就いて、収入も比較的よい。しかし、わたしたちはサンフランシスコのベイエリアに居続けることはできそうにない。とりわけ、子どもを連れていては難しいだろう。
◆欧州で広がるネオ・ラッダイト運動
 サンフランシスコ市は比較的四角い形をしていて、その面積はよく7×7=49平方マイル(約127平方キロ)と表される。その広さの、ある意味で非現実的な都市の外には、下層階級の困難を和らげる働きをする、欧州で言うところの社会的セーフティーネットのような経済がある。こうした経済は伝統的な産業や労働慣行を守っていて、オートメーションによる脅威を抑えようと、むなしい努力をしている。
 Uberは欧州の数カ所で禁止され、タクシードライヴァーはときどき自動化の侵入に激しい抗議デモを展開している。欧州におけるAirbnbの最大の市場のひとつであるバルセロナは、同社の活動に制限をかけた。旧市街一帯が巨大なAirbnbのホテルになることを危惧したためだ。
 欧州のネオ・ラッダイト運動[編注:先進技術の導入による失業を懸念して技術革新に反対する運動]は非現実的なものかもしれない。しかし、それが快適な生活の場を生み出していることは確かだ。
 欧州(あるいはアメリカの小さな田舎町)に住んで心が洗われる気分になるのは、貧困者が分離されて、劣悪な生活を強いられていない事実を知るからだ。世界には、富によって居住地が区切られていないところもある。
だが、サンフランシスコは違う。
◆ディストピア的な悪夢
 サンフランシスコにおけるアウターパーティーの消費生活は、人に用事を言いつけるようモバイルアプリに話すことで成り立っている。前述の土地とは異なる、サーヴィス業階級との関係性がある。
 例えば、あなたが買い物代行サーヴィスのInstacartのユーザーだとしよう。しばしば有色人種のショッパーが、あなたの代わりに買い物に行ってくれて、食料品をどっさり持って、あなたの家に届けに来る。その買い物の合計金額は、彼らが一日ずっと重いものを運んでInstacartの指示に従って稼ぐ金額を超えるだろう。
 ところが、そもそもあなたが何を買うべきなのか具体的にわかっていないために、結果として注文が間違ってしまうことがある(「思っていた商品とは違う」といった類いの間違いで、特に高級チーズで起こりやすい)。あなたはその商品を返品して、良心の痛みを和らげるために、アプリをタップしてチップを渡す。そして、テクノロジーと資本の投下による収益の増大(しかも、大部分がシェアされない)について考えることを避ける。
 これはもちろん、新たに起こりつつあるディストピア的な悪夢である。しかし、これがサンフランシスコの提示する未来図なのだ。高度に階層化し、社会的な移動性がほとんどない。マーケティングが進歩した封建制度といえるだろう。
 今日の「シェア」エコノミーは、過去の「シェアクロッパー制」[編注:アメリカ南部で南北戦争後に実施された分益小作制度]に似ている。違うのは働く者が監督の命令ではなく、スマートフォンの指示に従っていることだ。
 社会の不平等が軽減されることはめったにない。軽減されるのは戦争や革命、パンデミック、国家崩壊の結果であることが多い。暴力に訴えない政治的な希望があるとすれば、おそらくアウターパーティー階級に見い出されるだろう。インナーパーティーは現実とはかけ離れた生活を送っている。
 だが、アウターパーティーは依然として、子どもたちに路上に落ちている注射針を拾ってはいけないと教えなければならない。そしてときに、人や財産を狙った犯罪に遭遇することがある(わが家はこの数カ月でその両方を経験した)。アウターパーティーは集団としてのアイデンティティーはほとんどもち合わせていない。しかし、道路の清掃や犯罪、学校、公共輸送機関など共通の関心事がある。
◆もはや引き返せない段階に?
 このような関心事が最近のサンフランシスコ市長選挙で浮かび上がった。2018年6月に行われた市長選では、開発賛成でテクノロジー産業支持、テクノロジー関連のアウターパーティーに人気のあるロンドン・ブリードが、ふたりの有力候補(互いに支持し合っていた)にハラハラする選挙戦の末に競り勝ち、サンフランシスコ市初の黒人女性市長となった。
 ブリードは市長としての仕事を革新的な政治活動からスタートした。ホームレスのテント村を排除するために、市の管理下に置くこと(本質的には強制的な収容)を提案したのだ。おそらく、過去の文字通りのゴールドラッシュの最中に創建された都市は、現在の比喩的なゴールドラッシュの最中に、少なくとも金採掘者の間では新しい市民意識を育んでいくのかもしれない。
 しかしながら、わたしのなかの悲観主義者は、サンフランシスコではカースト制が進む一方だと考えている。世襲財産のある階級は死ぬか、財産を売却する。テクノロジーとは関係ない職種の人々が搾取され、誰もが4段階の階級に押しやられていくのだ。
 この硬直したカースト制度の成長にはぞっとするし、自由民主主義やアメリカンドリームに反するものだと思っている。だが、少なくともサンフランシスコでは、われわれは引き返せないところへ近づいているようだ。これがほかの地域にも当てはまるかどうかは、現時点ではまだわからない。

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内 容 ニックネーム/日時
だからといって、その者が「アーミッシュに学べ!」と言うことはないんでしょうが(* ̄m ̄)プッ


「都市に未来は無い!みんなで地方の捨てられた町などに
移住し、そこで再起しよう!
19世紀末から20世紀初頭の技術水準を保てば生き延びられる!」とも言わない。


要はこいつ、駄々こね幼児なんですな。未来を切り拓く精神も力も無い。
ただ都市の隅っこで泣き喚いているだけ。


カーストがどうとか言っている奴は米国人なんだろう?北米大陸に渡った先人の開拓者精神はどこに忘れてきたんだ?(嘲笑)
韓国人と仕事して困ったことまとめ
2018/09/04 16:32
追記です。


・・・水谷氏。折角「1984年」に言及している記事引用しているんだから、
同書で主人公ウィンストン・スミスがプロールにこそ革命の芽があるという意味の台詞を
述べていたことを思い出してくださいよ/(^o^)\ナンテコッタイ


物語同様、人数では現代版プロールの方が多い。圧倒的と言っていいくらい。

誰か有能な人物がが彼・彼女らから志望者を募り、
この人達を率いて、新天地を目指し、
適当な地点を開拓して自身の理想を実現した街を造ればいい。

実際に過去の米国人達はそうしましたね。
ソルトレイクシティーにラスベガスと。


どこにも[テレスクリーン]なんてなく、
愛情省どころか〈思考警察〉隊員もいないのに、
今、それをやれてないのは、
引用記事にて、ガタガタ泣き言言っている奴から
開拓者精神が消えうせたことを意味しているんですが。


これは地味だがものすごくまずい事なんだと気付けませんか?
そんな奴の泣き言を賞賛している水谷氏は終わっていますよ(^。^)y-.。o○
韓国人と仕事して困ったことまとめ
2018/10/13 18:45

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