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zoom RSS 連合の春闘改革はベア統一目標数値「なし」? 

<<   作成日時 : 2018/10/04 05:40   >>

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やっと平常に戻りつつあり、昨日は今秋初めて秋刀魚を食べた。しかし…感動がない(苦笑)。かつてはもっと脂がのり太っていたし、はらわたも苦かった。何を食べても、そんな感覚がある。それは食だけではなく、日常の様々な側面で痛感する「感覚」だ。一昨日、都労委のOB会に出て、過去と同じように運営され、懇談していることに実は食傷した。都労委はさすがに事件数があるが、他の労委の件数は激減している。生き残りのために(本音は違うが)個別紛争対応を始めたが(東京など3県は実施せず)、完全に労働審判にお株を取られている。集団的労使関係、労働組合のセーフティーネットとしての労働委員会のはずだが、個人加盟ユニオンにとって(団交拒否事件として)重宝がられるが、実効性がない和解重視にも関わらず司法手続き偏重の労委に批判は強い。隣の席に座られた荒木尚志さん(現在は中労委会長代理)に「労委改革として個別は労働審判に委ねたらどうですか」と提言したら苦笑いされてしまった。

都労委のOB会も60回目を迎えたそうだが、祝うべきことなのか自問する。かつて「労委制度をなくすとの提案があったら連合はきちんと反論・反抗できるのか」との議論を行ったが、何ら変革・改革もできないまま制度が続いているだけの組織に未来があるのだろうか。もちろんこれは労働委員会制度だけではなく、労働組合というシステム自体の問題だ。連合は結成時から「春闘は産別自決」を掲げ、ナショナルセンターの役割を「放棄」した。それは企業別労働組合の宿命であったのかもしれないが、結果、事実上の労働協約の拡張適用でもあった賃上げの未組織労働者への拡大機能が瓦解していった。いま、非正規や外国人など本当に労働組合が必要な層に依拠しない労働組合が主流となる中で、連合はついに「賃上げ目安」自体も放棄する可能性が出てきたと朝日新聞が報じ、慌てて連合本部は「見解」をHPに載せた。

10/3(水)朝日新聞朝刊7面掲載 「連合『ベア前面』転換も」と題する記事について(連合 2018.10.3)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/article_detail.php?id=1004
 10/3(水)朝日新聞朝刊7面掲載の「連合『ベア前面』転換も」と題する記事は、現在検討中の2019春季生活闘争基本構想(素案)に関する内容が記載されているが、事実と異なる内容が含まれている。
 連合への事実確認もないまま、検討中の一部の文言や憶測に基づく内容を組み合わせ、事実を歪曲し誤解を招く記事であることに対し、強く抗議する。
 連合は、2019春季生活闘争および今後の春季生活闘争を組み立てるにあたって、丁寧に議論を積み重ねていく。

朝日の見出しには無かったが、他のネットニュースでは「トヨタに配慮」とあった。連合内ではぜひとも激論を重ねて欲しいが、結成30年にしてありとあらゆるところから膿が吹き出している感覚もある。しかし、内外共に注目されていない。それは安倍政権も同様で女性閣僚が一人しかいない(しかもあの片山さつき!)ことを誰も強く指弾しない。安倍は片山に「3人分働け」と言ったそうだが、ブラックジョークも極まっている。とにかく、唖然とすることだらけの中で…慣れが怖い。

連合、ベア統一目標数値「なし」検討 トヨタの影響か(朝日新聞 2018.10.3)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13706373.html
 労働組合の中央組織・連合が、春闘で示す賃金体系を底上げするベースアップ(ベア)の引き上げ率目標を、将来的に前面に示さない方向で検討を始めることがわかった。今月中旬に決める来年の春闘方針となる「基本構想」の素案に、要求方法を転換する必要性を盛り込んだ。
 関係者によると、連合執行部は2日の幹部会議で基本構想の素案を提示。従来は記載があるベアの引き上げ率目標がなかった。一方で「『春闘』の形を変革し、闘争の争点を賃金の『上げ幅』追求から働きの価値に見合った賃金『水準追求』へと転換をはかっていかなければならない」と強調。来年の春闘をその足がかりとするとした。
 連合は傘下の産業別組織幹部とも議論し、今月中旬の中央執行委員会で基本構想を決める。関係者によると、2日の会議では「なぜ数字を出さないのか」と戸惑う意見が多く出た。執行部は基本構想の次の段階として詳細な春闘方針を示す「闘争方針」には、何らかの引き上げ率目標を入れると説明したという。来年の春闘では例年通り示される見通しだ。
 これまで春闘では連合がベアの引き上げ率目標を示し、傘下の労組はそれを目安に経営側と交渉するのが通例だった。今年までの3年間は、連続して「2%程度を基準」とした。
 連合の方針の見直し検討の背景に、トヨタ自動車の影響を指摘する関係者は多い。国内トップ企業として春闘相場をリードしてきた同社は2018年の春闘で、ベアの額を非公表にして波紋を呼んだ。19年以降の非公表も示唆しており、連合関係者は「トヨタの回答と連合の要求のずれに注目が集まる状況を避けたい事情がある」とみる。
 一方、安倍政権は14年以降、経済界への賃上げ要請を続ける。18年の春闘では「3%以上」と初めて数値目標を掲げ、経団連もこれに応じた。政府主導の「官製春闘」が色濃くなる中で、実際に引き上げ率目標の提示をやめれば、春闘の旗振り役としての役割を問う声があがりそうだ。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
いい加減に水谷氏は【現実】から逃亡するのをおやめなさい。


もう若くないんだし、病気がちだと自身で告白していましたよね?
その上【現実からの逃亡】までやらかしていたらますます追い込まれるだけ。


「春闘」というくらいなので、毎年賃上げ交渉しているんだろう。
そうしていたらどうなりました?

人件費がかかって文句ばかり言う日本人なんて雇わない、
安くて権利がどうたら言わない外国人を「使う」と考える
ブラック企業経営者ないし予備軍が増えたんですよ。


少子化人手不足妄言は聞き飽きました。バブル景気最盛期と同じ手口は通用しませんぞ。
自動化や無人化/遠隔操作技術で不足分を補うとの道もある。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E6%A9%9F


リンク先は自動販売機の記事ですが、食品系の項目における機種が外食産業には利用できる。
補充員が特定ルートを回るだけでいいので人数は少なくても構わないんですがね?
韓国人と仕事して困った事
2018/10/16 03:11

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