シジフォス

アクセスカウンタ

zoom RSS 【漫画】警察官をクビになった話はリアルで切実だ

<<   作成日時 : 2018/11/07 05:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

自分とは接触の無い世界では有名なのかもしれないハルオサンという方の「【漫画】警察官をクビになった話」を初めて読んだ。JILPTの山崎憲さんの10/31Twitterで紹介されていたものだが、現代日本に凄まじいばかりに蔓延する職場でのいじめ・ハラスメントの典型をあらためて見た。戦前の日本は、軍隊を含めこの世界が当たり前だったが、敗戦後「民主主義」がもたらされても、警察という閉鎖社会にはこのような体質がそのまま残された。山崎さんは<誰しもうまくいかないことはあるけれど、強く願ったことが願いが叶わないどころか虐げられるという時、必要とされることが一番ということだね。せつなく、気持ちがシンクロする>とTwitterで書かれていたが、自分は違う思いを多々感じた。久しくマンガという世界から遠ざかっていたが、あらためてその表現方法に感銘させられた。

>【漫画】警察官をクビになった話
https://www.keikubi.com/entry/2018/10/28/175934

何度も指摘しているが、米国などの警察ドラマでは多くのシーンで労働組合が登場する。映画「ロボコップ」はその典型であり、警察にも民主主義があることがわかる。しかし、日本では労組が登場することがほとんどない。もし、きちんとした労働組合があれば…と感じつつ、マンガの原型となったブログ記事も添付させていただく。先進諸国では軍隊や裁判官の世界にも労働組合があり、人権や権利主張、民主主義の礎となっている。なぜ日本で定着しきれないのか、議論してみたい。

警察官をクビになった話 前編
https://www.keikubi.com/entry/2016/11/18/071907
私は高校を卒業と同時に18歳で警察官になりました。
警察官になると・・・・まず『警察学校』に配属され、集団生活の中で様々な訓練を受けるのです。
しかし・・まさか ・・わずか半年で警察官をクビになってしまうとは・・・
警察学校での集団生活では、誰かがミスをすると連帯責任が基本です。
おっと・・マヌケな新人警察官が、忘れ物をしてしまいました。
※私です。
警察学校の教官が大声で叫びます。「全員腕立て!」
30名程の同期が一斉に連帯責任の罰として腕立て伏せを開始します。
これが・・・なかなかに厳しい。教官が「良し!」と言うまで終われません。
まぁどうにかこうにか・・・連帯責任の罰と授業が終わると・・「ドンマイ!ドンマイ!」「気にすんなよ!」
そんな風にミスを犯した私に同期が優しい声をかけてくれます。
こうやって連帯感が生まれるワケですね。
しかし・・・・このミスを何度も何度も続けてしまうと・・どうなると思いますか?
私のミスのせいで同期達は・・連帯責任として様々な罰を受け続けます。
するともう「どんまい!気にすんなよ!」なんて言葉をかけてくれなくなるんです。
当たり前の話ですよね?
こうしてマヌケな私は嫌われ、孤立してしまったのです。
さらにさらに致命的だったのが・・・私は重度の『コミュニケーション障害』
人を目の前にすると声が裏返りどもり、あわあわと慌ててしまうのです。
友達の一人も作ることが出来ません。誤解が誤解を生むばかりです。
男だらけの集団生活の中で、私の孤立は一層深まるばかりでした。
すると・・・・・やはり・・・と言いますか・・・なんと言いますか・・イジメが始まりました。
机に座っていると・・・・ゴン!と後ろから殴られたました。
恐る恐る・・・後ろを振り向くと、数名の同期がクスクスと笑っている・・
最初は軽く叩かれる感じだったのですが・・・これがどんどんエスカレートしてしまいまして、何かにつけてゴンゴン殴られるのです。
廊下を歩いていると・・・キック!!
まぁ・・どこの学校でも職場でも見かけるような話です。
しかし、こんな状態になってしまったのは・・何も言い返せなかった私にも非があるのです。
私が黙ってイジメられ続けてしまったのは、コミュ障やら気が弱かったのもあるのですが・・一番の理由は罪悪感を感じていたからです。
自分がミスばかりするから嫌われてしまった。「だから殴られても仕方ない」「何をされても仕方ない」
さらにそんな風に卑屈に思ってしまったのです。
こういう卑屈な人間は・・余計に嫌われるんですよね・・
そんなある日の夜・・警察学校の教官から個室に呼び出されました。
「失礼します!」そう言って恐る恐る個室に入ると・・・3人の教官が私を待ち構えていました。
空気が重い。
初老の教官が無言のまま私の顔をジッと見つめた後・・・・さわやかな笑顔でこう言いました。
「なぁ警官辞めてくれないか?」

警察官をクビになった話 中編
https://www.keikubi.com/entry/2016/11/19/
「警察を辞めてくれないか?」唐突にそんな事を言われたので酷く動揺しました。
「や・・辞めたくありません!」 私はうろたえながらも、すぐに返事をしました。
そこから小一時間ほどお説教がありました。しかしこの時の内容は他愛も無い話で・・・「しっかりしてくれ!」という程度のモノでした。
私は申し訳ない気持ちで一杯で・・ただただ頭を下げ続けました。
問題はこの個室への呼出の後に起こりました。同期からのイジメが、急激にエスカレートしていったのです。
数日後・・・部屋に戻ると・・・私の目覚まし時計が床に叩きつけられていました。
確か・・これが始まりでしたかね・・・?今度は私の持ち物が少しづつ消えていきました。
(いいさ・・大したことじゃない・・・・)私は何も言えず我慢し続けました。
しかし黙っていてもイジメは終わりません。
ある日・・高校時代から付けている『日記』が無くなっている事に気が付きました。
部屋のロッカーのカギが開けられていたのです・・(これは・・・まさか・・)嫌な予感がしました。
早足で共有の娯楽の部屋に行くと同期達が私の日記を読み上げて笑っていました。
これはなかなかツライ・・・参りました。
彼らはナゼこんな事を始めたのでしょうか?原因の一つは『私が教官に呼び出されたこと』なのだと私は思います。
私が個室に呼び出され、教官に「辞めろ」と促された話を知らない同期は居ません。
朝から晩まで生活を共にする警察学校では、殆どの情報が筒抜けです。
「警察官としてふさわしくないのだから、イジメて辞めるように仕向けても問題無いだろう」
「教官に目を付けられているから何をされても どうせ密告することは出来ないだろう!」
みなそんな考えだったのでは無いでしょうか?
ただ・・厳しい訓練の中での集団生活ですから、みんな強烈なストレスを溜め込んでいたのです。
こういう特殊な状況が、彼らに異常な行動をさせていたのだとも思います。
まぁ・・たぶんですけど。
警察学校の教官達も当然イジメに気づきます。しかし・・・止めてはくれません。
イジメが過激になればなる程・・・私の目には教官達が焦っているように見えました。
理由は・・・なんとなくわかって頂けると思います。
イジメがエスカレートし始めると・・・・教官達からの呼び出しの回数が劇的に増えました。教官達もエスカレートしていったのです。
毎晩のように私は個室に呼び出されて、「警官を辞めろ!お前には向いていない!」と叱責され続けるようになったのです。
「お前はバカだ!」なんていう汚い言葉も飛び出します。
しかし私は・・・・どうしても警察官を辞めたくありませんでした。毎晩毎晩・・・・ひたすら謝り続けました。
私は幼いころからずっと警察官になりたかったのです。幼稚園の頃には「おまわりさんになりたい」と周りに言っていた記憶があります。
10数年間ずっと憧れ続けた警察官にやっとの思いでなれたのです・・・・辞めたいワケが無いのです!
しかしいつまでも状況は変えられず・・・厳しい訓練がを終わった後、毎晩のように個室に呼び出されて数時間叱責され続けます。
ある日・・・ようやく上司の叱責が終わり、フラフラの状態でお風呂に入ろうとすると・・・総代(同期のリーダー的役割をする人)がお風呂に向かう私の前に立ちふさがりました。
「風呂を使う時間は過ぎているだろ?」と言われると確かにその通りなのですが・・・
私は教官達に個室で叱責され続けていたのです。決められたお風呂の時間に入浴出来ません。
そのことを説明したのですが・・・・「警察官ならルールを守れ!」と取り合ってくれません。
なぜこんな事をするのか?(まさか教官達と示し合わせて、 私を追い詰めようとしているのか?)なんて・・・疑心暗鬼にもなりました。
しかし何があろうと、警察官を辞めろと言われようと、「辞めません、頑張らせて下さい!」と教官達に毎日頭を下げ続けました。
すると教官達もシビレを切らしました。どうやっても私が辞めないからです。
そしていつもの通り・・・訓練を終えてから個室に向かうと・・・なんと!そこには父が居たのです。
あああ・・・・そういう手を使うのか・・・私は恥ずかしい気持ちでイッパイでした。

警察官をクビになった話 後編
https://www.keikubi.com/entry/2017/07/10/
警察学校に呼び出された父。何を言われても辞めない私に代わり、上司である教官は父を説得し始めました。
「お父さん、息子さんは限界ですよ!警察を辞めるように言ってくれませんか?」
父はポカーンと話を聞いていました。私は父に対する恥ずかしさと不安でクラクラと目眩がしました。
実は私は父のことを殆ど何も知りませんでした。父はワケあって家に殆ど寄り付かない人なのです。
最後に会話をしたのはいつだったか・・?いや・・まともに会話をしたことがあったのか?
就職した息子が醜態を晒して、あげく職場に呼び出される・・・・(父は今どんな気持ちだろうか?)そんなことばかり考えていました。
教官たちは『私がどれ程ダメな人間か?』という話をコンコンと父に話すのです・・あまりに辛すぎました。
十数分後・・・教官達が話を終えると・・今度はゆっくりと父が口を開きました。「なぜそれが辞める理由になるのですか?」
この父の第一声を聞いて驚きました・・・まさか・・・・父が私をかばうとは・・・
「雇った以上は責任があるのですから、ダメなら育てようとは考えませんか?」父が教官達に反論します。
教官たちは警察官特有の強烈な威圧感を全面に押し出してきました。
父は長い間営業マンの仕事をしていたせいか?父は物怖じしません。
3人の教官達は父の反論を聞いて黙りました。短い間が空きます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
沈黙の後・・リーダーである初老の教官は「わかりました、もう少し様子を見ましょう」一言そう言うと、その場を去っていきました。
父を説得できないと理解した教官は、すぐに考えを変えたのでしょう。
18歳の私には、その判断の速さが・・・とても恐ろしく感じられました。
父のオカゲもあって、何とかここまで辞めずには済みましたが・・私は心もカラダもボロボロの状態でした。
こんな状況になったのは、紛れもなく私の落ち度です。
同期のイジメも仕方がない。コミュニケーションがとれなかった、嫌われてしまった私が悪い。それにイジメなんてどこにでもある。
しかし・・・・辞めさせる方法が他に無いにしても、教官達の責め苦は酷いモノでした。
「お前はバカだ」「どうしようもないヤツだ」「頭がおかしいんじゃないのか?」そんな事を毎晩3人の大人に何時間も言われ続ける。18歳の私にはあまりにも辛すぎました・・・
それが1ヶ月も続くと・・・・私は壊れてしまったのです。もうどうしようもありませんでした・・・
鬱・・・っていうんでしょうか?夜は眠れない・・・食事も取れない。仕事のミスは増すばかり。
私は意識も曖昧なまま・・・・警察学校での訓練を続けました。
しかし私は死んでも警察官を辞めない!と決めていました。
・・・そう思っていたのですが・・・・ここで教官達は最終兵器を導入してきます。
ドーン・・・これで私は警察を去ることになります。
教官は同期全員にこんな罰を下しました。「卒業まで全員外出禁止にする!」
警察学校では普段は勝手な外出は許されませんが、週末だけは自宅に帰る事が出来きたのです。
つまり外出禁止になれば・・・・半年ほど家族や恋人に会えなくなってしまう!
教官達はその罰を下す理由を、「私の素行が悪いから」だと私の同期達に話したのです。
同期達は怒り狂いました!そして私の元に詰め寄ります。「どうしてくれるんだ!」と・・・・
妊娠中の奥さんがいる人もいる。小さなお子さんがいる人もいる。みんなが怒るのは当たり前。
(ああ・・・ここまでか・・)と・・・私はここで観念しました。
そして教官の元へ行き自ら頭を下げて言いました。「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした、私が責任をとって辞めるので罰を取り消して下さい」
初老の教官はニッコリ笑って・・・「うーんそうかそうか・・」と何やら考えるフリを始めました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教官は・・・・たっぷり時間をかけた後に「よし!わかった!お前の気持ちを汲もう!特別に罰を取り消すことにする!」そう言ったのです。
・・・ぜんぶ茶番です。すべて筋下記通りの結末。
私が警察官になってから、ここまでわずか半年の間の出来事、
こうして18歳の私は警察を去りました。惨めな夢の結末です。
私の憧れた警察官のヒーローは、必ず『警察官になってから』物語が始まりました。
しかし・・・・私は警察官になる事すら出来ませんでした。
これは誰からも憧れられる事もなく、尊敬される事もない、何も始まらなかった私の半生を書いたブログです。

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
『いじめをやらかしたのが警察官であっても、この実行物体を破壊処分するしかない!!
他に選択肢は有り得ない!!!』のだとなぜ水谷氏は言わないんだ!

生かしておけば実行物体はまたやるぞ!だから人道の敵を始末できる「刑法版・人道に対する罪」即時導入が必要なのだ。

実行物体は人類どころか、霊長類をやめた『人間型の物』でしかないから容赦なく吊して破壊処分してしまわねばならない!

労組程度では駄目だ。この世界からいじめ実行物体を完全消去する以外に解決策はないので、
水谷氏と同類達は諦めて死刑賛成派に転向せよ!
韓国人と仕事して困ったことまとめ
2018/11/07 12:29

コメントする help

ニックネーム
本 文
【漫画】警察官をクビになった話はリアルで切実だ シジフォス/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる