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zoom RSS セクハラ横行は「慰安婦問題の抹殺」にも原因がある

<<   作成日時 : 2018/04/17 06:26   >>

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財務省事務次官セクハラ問題へのあまりにも酷い政府対応は、この国の企業・国家風土を表している。労働相談で訴えられても解決には大きな壁がいくつもあり、泣き寝入りをせざるをえなかったケースも多々ある。さらには、多くのユニオンでは男性相談員しかいない…。そんな中、昨日の神部紅さんのTwitterに< サイゼリヤの問題が和解。何とかして労働組合につなげようと考え、私ができる範囲で応援しました。被害者はセクハラ加害者に自死するまで追い込まれ、「死人に口なし」という状況で立証することの困難さや、ご家族の深い苦しみもあり、難しい問題であったと思います>とあった。これには会社の「和解による訴訟の解決に関するお知らせ」も添付されていた。裁判所からの和解協議の提案を受け<死亡した当社元準社員が、正社員として当社に勤務した場合と同等の額の弔慰金を支払い、当社元社員は、原告に対し、別途、弔慰金を支払う>等の和解条項があった。
https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000561.pdf

いまさら事件経過でもないが、忘れないために添付しておく。

「あれは不倫ではなかった」 セクハラを苦に自殺した娘。サイゼリヤを訴えた遺族の無念 「元上司から望まぬ関係や性交渉を強いられていた」( 小林明子 BuzzFeed News Editor, 2017.1218)
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/sexual-harassment-saizeriya?utm_term=.aaN0WqQzY6#.rwpk2QNoVr
 ファミリーレストラン「サイゼリヤ」の関東地方の店舗に勤めていた20代の女性が2014年の冬、自宅アパートのベランダでロープで首をつって自殺した。
 女性の自宅アパートには半年間にわたって、その店舗の副店長だった既婚男性が頻繁に上がりこみ、望まない身体接触や性交渉を何度も強いられていた。
 女性は、友人にLINEで、副店長の距離感が「近すぎる」と相談し、日記でも「こんな関係はもうやめたい」といった趣旨の記述をしていた。
 上司の立場を利用したセクシュアル・ハラスメントがあった、またセクハラ防止の措置をしなかったなどとして、女性の両親らは2015年7月、副店長らとサイゼリヤを相手取り、計約9790万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
◆「いろいろあるの」と娘は笑った
「娘は、付き合っているつもりはなかったと思います」
 原告の1人である女性の父親は、BuzzFeed Newsの取材にこう話す。
 訴状や父親によると、女性は高校卒業後、サイゼリヤでアルバイトを始めた。仕事ぶりを認められ、正社員への登用を視野に2013年秋から、副店長から業務上のトレーニングを受けるようになった。
 女性は副店長の仕事ぶりを尊敬していた。しかし、トレーニングを名目にした副店長の接近には戸惑っていた。
副店長が休憩室で「半分こしよう」と同じ椅子に腰掛けてきたり、耳や髪を触ったり、後ろから抱きしめたりした、と女性は記録に残している。
 女性が距離を置こうとすると、激怒したり無視したりと態度を豹変させた。「死ねばいい」などの暴言もあったという。
 この頃の娘の様子を、父親は振り返る。
「サイゼリヤの仕事にあまりに一生懸命なので、『なんでバイトなのにそんなに熱を上げているの?』と聞いたら、『いろいろあるの』と笑っていた。正社員になるために必死で頑張っていたようでした」
女性にとって副店長は、正社員への昇格がかかった存在だった。
「上司と部下の関係がよかった」
 副店長が女性に接近していることに、店長や店舗スタッフも気づいていたようだ、と父親は言う。
「店では、冗談半分で『どこまでいったの』と聞かれたりしていたようです。周りは軽くからかったつもりだったのかもしれませんが、それはまずいよ、と指摘する人はいなかったのでしょうか」
 2014年9月ごろから、副店長は女性のアパートに上がりこむようになった。上司と部下の関係を超えて、キスをしたり体を触ったりするようになった。女性にとって初めてのセックスの相手も、副店長だった。
「手をつないで散歩するわけでも、おいしいものを一緒に食べるわけでもなく、会うのは部屋の中だけ。それが相手を尊重した、楽しい付き合いだといえるのでしょうか。恋愛といえるのでしょうか」(女性の父親)
 女性は「もう会うのをやめよう」などと関係の解消を何度も副店長に訴えたが、聞き入れられなかった。精神的なストレスや不安を強く感じていた。
「ただの上司と部下の関係がよかった。師弟関係に戻りたいです。お願いします」
 日記の最後にはそう記されていた。そして、女性は自ら命を絶った。絵に描いたようなセクハラは少ない
 女性は、長期間にわたる度重なるセクシュアル・ハラスメントやストーカー行為に悩んだうえ、副店長から心中を持ちかけられて動揺し、自殺に至った。遺族はこのように主張している。副店長の上司とサイゼリヤには、セクハラを放置した責任を問うている。
 BuzzFeed Newsがサイゼリヤ広報に取材を申し込んだところ、「係争中の事案であるためコメントを差し控えさせていただきます」とメールで回答があった。
 恋愛なのかセクハラなのか、その線引きは難しいのだろうか。
『部長、その恋愛はセクハラです!』の著書がある、大阪大学大学院教授の牟田和恵さん(ジェンダー論)はこう話す。
「絵に描いたようにあからさまなセクハラはむしろ例外です。ほとんどのセクハラは、複雑な関係の中で起こるものです」
 セクハラといえば、地位や立場を振りかざしたり弱みを握ったりして性行為を強要する「対価型セクハラ」のイメージがあるが、実際は「環境型セクハラ」と言えるグレーゾーンのものが多いという。
 上司と部下の関係では、立場を忖度して上司の意に沿うように行動することは一般的にありうる。そこに性的な要素が加わっても、部下が「嫌がっている」とは認識されにくい。上司に対する信頼や尊敬が「恋愛」のように受けとめられる可能性もある。
「部下の敬意や気遣いを、上司のほうは恋愛だと信じていることがあります。部下のほうも、強引にレイプされたわけではないが望んでいたわけでもない微妙な関係を続けたことに罪悪感を覚え、表面化しづらい。その無自覚こそがセクハラの源泉なのです」
 牟田さんが相談を受けたケースに、このようなものがある。
 契約社員の女性が、正社員の男性と性的関係をもったことが男性の妻に発覚し、「不倫」で訴えられた。
女性からすると寝耳に水だった。不倫関係は、お互いにどうしようもなく愛し合って成立するものだと思っていたからだ。「自分がさせられていることが不倫だなんて思ってもみなかった」といい、女性は男性からセクハラを受けたとして、逆に裁判を起こした。
 今年7月の刑法改正以降、性的同意についての関心が高まっている。断れば厄介なことになるからしぶしぶ受け入れたが、望んだわけではない。そんな微妙な関係での「同意」の意味は、なかなか理解されづらい。
だがそれは、背景に仕事上の立場や力関係があるからこそ起きうることだ、と牟田さんは言う。
「同意の程度を問うよりも、そのような関係になりうる環境を設定した会社の責任を問うことが重要なのです」
◆長時間労働の「役得」
 会社としては「不倫は個人の事情であり、会社には関係ない」という認識になりがちだが、「その関係が仕事上の力関係の作用によるものであれば、セクハラです」と牟田さんは指摘する。
 1999年に雇用機会均等法にセクハラ対策の規定が盛り込まれ、事業主はセクハラ防止策を講じることが義務付けられた。相談窓口の設置や研修には多くの企業が取り組んでいるが、「形だけ」ではなく現場の実情に応じた対策をしていなければ、こうした微妙なセクハラを防ぐのは難しい。
 例えば、サイゼリヤのような大手外食チェーンの店舗には特有の構造がある。
 非正規社員が多く、正社員が少ない。シフトを組んで長時間労働を回しており、チームワークが重視される。本部の社員が定期的に見回っているが、店舗の実態を把握しづらい。店舗の管理職は「名ばかり」で、低賃金で長時間労働を強いられるストレスを抱えている。
「非正規の女性に上司の立場で接近して『食う』『ヤる』のが、その悪条件の代償としての『役得』と考えられていることすらあります」(牟田さん)
 こうした職場環境では、非正規社員の退職によってセクハラ行為が終わる。または泣き寝入りだ。そして再発防止策が取られることなく、また同じことが繰り返される。<以下・略>


>サイゼリヤ、バイト女性「セクハラ」自殺の謎 彼女が遺した詳細な日記が示すのは…(AERA編集部  2017年11月21日)
https://toyokeizai.net/articles/-/198241

3/22の中野晃一さんTwitterに韓国で出版された性奴隷被害者事例集の話があった。<日本政府はずっと、こうした歴史的文書やら記録やらを廃棄するか、改竄してきたとしか思えません。よほど、これからの私たちは、政府を監視をしないといけない。歴史を軽んじる者の末裔、、、。>と。日本政府の対応が諸悪の根源とさえ思える日本のセクハラ風土に労働組合は対応できていない。もちろんサイゼリヤにもゼンセンの組合はあったが、その対応は聞こえてこなかった。今回もMICや新聞労連等はどう対応するのか問われているが、全労働組合の問題でもある。韓国ではソウル市も証言集を出しているという。

「洗濯していたところ、日本巡査に連れ去られた」…慰安婦被害者事例集を出版(中央日報 2018年03月22日)
http://japanese.joins.com/article/857/239857.html
貧困のせいで14歳の幼い年に嫁に行くことになったノ・スボクさん。ノさんは21歳になった年に家政婦として働きに行った釜山(プサン)で洗濯をしていたところ、日本巡査に連れ去られた。40日余りの航海の末にノさんが到着したところはシンガポール。彼女はそこで地獄のような慰安婦生活を余儀なくされた。朝には軍人の服を洗ったり清掃をしたりし、午後には弾薬筒を運びながら一日に60人の兵士を相手にした。このように8カ月を過ごした後、タイに移されたノさんは日本が連合軍に降参すると英国軍の捕虜収容所に収容された。戦争が終わった後、彼女は故郷に戻ることができずマレーシア、タイなどの地域を転々としたあげくにタイで結婚して家族を作った。2011年、タイで死亡したノさんは生前に「やっと命だけをつないでいく生ける屍に他ならなかった」と証言した。
旧日本軍慰安婦被害者16人の生々しい証言と米国やタイ、英国の現地調査を通じて新しく発見された資料を盛り込んだ事例集『連れ去られる、捨てられる、私たちの前に立つ』が22日、出版される。ソウル市がソウル大学人権センターの鄭鎮星(チョン・ジンソン)教授研究チームと共に発掘した事例集の副題は「写真と資料で見る旧日本軍慰安婦被害女性の話」だ。
この事例集は慰安婦被害女性の生涯を扱うことに集中した。ソウル市が昨年発刊した証言集が被害状況の説明に焦点を合わせたとすれば、この事例集には植民地社会でどのような生活をして連行されるようになったか、帰還旅程、帰還後の生活まで説明する。
特に、その間被害者の証言があっただけで大きく注目されなかったタイの慰安婦関連資料が目を引く。事例集にはタイのカーンチャナブリー・アユタヤ収容所の他にもウボンラーチャターニー地域に慰安婦がいたとのことを見せる資料が盛り込まれた。ウボンラーチャターニー収容所を管理した英国軍大佐が朝鮮人慰安婦5人の写真を残し、回顧録に彼らが助けを求めた事実を残したものだ。
韓国政府に被害登録ができなかった被害女性の話もある。被害が明らかになったがすでに亡くなった被害者、中国に住みながら国籍回復をあきらめたか国籍回復中に亡くなった被害者、遅まきながら被害を公開して政府登録の過程を進めていくうちに亡くなった被害女性の話だ。
事例集は22日から購入できる。ソウル市は旧日本軍慰安婦に関する歴史的事実を知らせる市民を対象にした講演会も開催する。ソウル大学人権センター関係者は「慰安婦被害女性の話を中心に旧日本軍慰安婦問題の歴史を理解できる契機になれば良いだろう」と話した。ソウル市関係者は「これまでは生存しておられる慰安婦被害者の証言がこれを代替したとすれば、これからは事例集のように資料と証言集に記録して史料として体系的に管理し、具体的証拠を通じて慰安婦の実態を明確に証明していきたい」と明らかにした。

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