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zoom RSS 売春女性ではなく買春者と抱え主のみ処罰すべき

<<   作成日時 : 2018/04/09 04:59   >>

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大相撲トラブルの背景のひとつには、白鵬などモンゴル人力士による人権と改革の主張=力士会強化(労組化)があり、伝統維持を旗印にこれが潰されてきた。もちろん旧態依然たる利権満載の部屋・親方制度なども凄まじいが、伝統美を見せる「興業」をスポーツとし、相撲という世界一危険な力と技の勝負ゆえに安全第一でなければならない取り組みに強引にガチンコを入れ、けが人だらけにしてしまったのも、力士の権利や主張を何ら聞かない異様な体質にある。大体、奴隷制度ではないが、十両以上にならなければ賃金が支払われないことなどあってはならない。そんな相撲で起きた女性排除に、本来は力士会も発言すべきだが声は無い。巡業でも医師は桟敷で待機すべきだと思うが、巡業の場合はガチンコでなくてもいいのでいないかもしれない。とにかく相撲を含むあらゆるプロスポーツには労働組合が必要であり、権利確立と安全確保、生活維持・向上が求められる。

リタイアして録り溜めしてあった一万本を超える映画等を観ているが、未見は増える一途だ。それでも努力して昨日は3/30にWOWOWで放映された「未来を花束にして」(原題は女性参政権)を観た。英国における女性参政権獲得運動がテーマだが、過酷で差別された工場労働=主人公が「7歳でパート、12歳から社員で、今の賃金は週13シリングです。男性は週19シリングで労働時間は(女性より)3時間短い。…洗濯女は短命です。体は痛み、セキがひどく、指は曲がり、ガスで頭痛持ちです」と証言するシーンは感動的だ。最後に世界の参政権獲得状況がロールされるが、平等になったのは参政権だけで、女性差別は相変わらず解消されない。映画に登場する男性はすべてダメに描かれていいるのも理解できる。これが現実なのだ。

先日、OECD東京センターのTwitterに<世界人口76億人のうち40億人以上が、若いから、女性だから、を理由に、健康、教育、経済など様々な面において不利な状況におかれています>とあった。「労働情報」誌2月号で北原みのりさん責任編集による 河出書房新社の『日本のフェミニズム since1886 性の闘い編』を紹介し<帯に「女性たちは何を願い、何と戦ってきたのか? 廃娼運動、売春防止法、リプロ、レスビアン運動…その歴史の原点からわかりやすく解説するガイドブック決定版」とある。とんでもない。労働組合運動以上に厳しい闘いを強いられ、今なお#MeTooと叫ばなければならない怒りがここに在る。未だに「買春」が日常化し、伊藤詩織さんは世界のマスメディアが大きく扱っているのに日本の大新聞やテレビには登場できない。「矯風会」が設立された1886年から130年経っても、この国には女性の自由も平等も閉ざされ続けている。脚注、コラムもフェミニスト図鑑も多彩だ>と書いた。しかし、まだまだ学びきれていない。売春という誤った言葉も変えなければならない。全てにわたって日本の先を走る韓国ではこんな運動もあることを読んで、また悩んでいる。

>「買春者だけを処罰しろ」国民請願6万人に迫る(ハンギョレ新聞 :2018-04-01)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30176.html
◆先月請願が上がり5万8000人余りが賛同 売春女性ではなく買春者と抱え主のみ処罰 スウェーデンが1999年初導入、根絶効果 「国際的流れへの参加を真剣に検討すべき」
 性売買を取り締まる時、抱え主と買春者のみを処罰する「ノルディック・モデル」を導入しようという国民請願が始まった。性売買の需要を遮断する方が取り締まりの実効性があるという国際的な流れに足並みをそろえようという提案だ。
 大統領府の掲示板には先月3日「効果的な性売買根絶のために抱え主と買春者だけを処罰するノルディック・モデルを導入してください」という請願が上がった。この請願には1日で5万8000人余りが参加して法の改正を要求している。請願者は「売春女性たちが処罰が恐くて隠れるために取り締まりが一層難しくなる」として「ノルディック・モデルは現存する制度の中で、性売買根絶に最も効果的」と明らかにした。
 ノルディック・モデルとは、社会民主主義に基づいた北欧国家の経済・社会的モデルを意味するが、女性運動団体は性売買自体を禁止して関与者をすべて処罰するのではなく、買春者側だけを処罰して需要を遮断する立法態度をこのように呼ぶ。スウェーデンが1999年に初めて買春者の処罰に集中する性購買行為法(Sex purchase act)を制定し、ノルウェー、フィンランド、北アイルランド、カナダ、フランスも相次いで同様の趣旨の法制度を採択している。スウェーデン政府は、前科者になるリスクが消えた売春女性らが積極的に申告したことにより性売買従事者は50%以上減ったと推算している。
 ユン・ドッキョン韓国女性政策研究院研究委員は「性売買の斡旋および需要遮断法・政策方向」という文で「売春女性の脆弱な地位のために、性売買の取り締まり効果が売春女性により大きく現れる傾向がある」として「これは性売買対象者(女性)が性売買行為から抜け出す余地を遮断して、結果的に性売買の取り締まりと規制の効果的な作動を妨げている」と明らかにした。ユン研究委員はさらに「国際社会で進行している『ノルディック・モデル』の採択を真剣に検討する必要がある」と指摘した。


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そもそもなぜ売買春が悪いのか、について、日本の新左翼系はあまりにもドグマにとらわれているのではないでしょうか。人身売買などによる性労働の強制、性労働の現場での性的差別、性労働者の労働者としての被抑圧、これらはすべて位相が異なる問題であり、これらをすべて包摂できるのが性労働者による労働運動のはずです。セックスワーカーのグループに対して積極的支援を行う日本の左翼や既存労組がほぼ皆無であるということじたいがお寒い話です。ぜひ、そういう視点で、性労働についての認識をお拡げいただければと願います。
momimaki
2018/04/25 07:28

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