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zoom RSS イエスマン湧いて国滅ぶ…労組には戦略が必要

<<   作成日時 : 2018/04/12 06:00   >>

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アベの顔を見る気が起きないので、国会中継はほとんどスルーしているが、怖い物見たさで覗くと…いや絶句した。ホラーや下手な喜劇よりリアルな惨状で、どんなフィクションより衝撃的だった。北海道新聞世論調査(4月6〜8日実施)では、内閣支持率30%、不支持率68%だったというが、これでアベ内閣を支持する方がいることがさらに怖い。内田樹さんは昨日のTwitterで<たしかに今日の安倍首相の芸は「技神に入る」境に至ったと申し上げてよいと思います。みんなでテレビで鑑賞して、質問に立ったら「たっぷり!」質問をはぐらかす度に「日本一!」「総理大臣!」と声をかけましょう>との言葉をリツイートしていたが、その内田さんも<イエスマン湧いて国滅ぶ。どの新聞雑誌の取材でも「でもさ、どこの組織でも出世する奴って、全部イエスマンでしょ?」というと「ほんとにそうですね」とはげしく頷いて頂けます。今のところ例外ないです。「うちは違います」と言った社はひとつもありませんでした>とツイートしていた。

自分はスマホを持たないので、PCでアクセスしないかぎりSNSにふれない。日常的に毒があふれるこのような情報が入ってくる世界が理解できない(苦笑)。もちろんインスタの類いも…。たしかに「情報」ではあるのだが、そこで思考や議論は成立するのだろうか。自分は「選別」してアクセスしているが、そんな自己規制が機能できるのだろうか、爆発しそうなTwitterの嵐を覗きながら、どうすれば「労働」という世界に活用できるか、考えてしまった。労働運動は「闘い」の側面が強く、勝つためにはきちんとした情勢把握による戦略が必要とされる。これは面従腹背をするにしても同様で、「最後の逆転」を見据える作業にもなるし、だから面白い。ところが、最近はまったく違う様相を呈しているという。常に視線も思考も目先であって、長期的な「戦略」がまったく見えないという。もちろんルーティンやカウンターだけやっていればそうなる訳で…そんな運動が面白いはずもない。

産経新聞の記事と連合の院内集会報告を読んで、そんな思いをさらに強くした。今日は、あまり紹介されていない福祉国家研究会のブログの<雇用・労働 「働き方改革一括法案」の欺瞞――労働者を財界の使い捨てにさせてはならない>も添付しておく。個人的には今月号の「世界」が面白かった。

【検証 働き方改革】(4)迷走する連合 法案の今国会成立は困難か(産経新聞 2018.4.11)
https://www.sankei.com/politics/news/180411/plt1804110010-n1.html
 労働者側が求める残業時間の上限規制という規制強化に対し、経済界が求める高度プロフェッショナル制度創設は規制緩和の象徴である。アクセルとブレーキの混在した働き方改革関連法案は、思惑の異なる労使の合意が不可欠だった。
 平成28年3月、安倍晋三首相は1億総活躍国民会議の席上、労使で労働基準法36条に基づく協定(36協定)を結べば、残業時間が事実上の「青天井」という現状を改善するため、法規制に初めて言及した。
 「法規制を早急に強化する。現在提出中の労基法改正案に加え、時間外労働のあり方を再検討する」
 この発言が残業時間規制の出発点だった。内閣官房幹部は首相発言を見越し、経団連の榊原定征会長に水面下で接触した。経済界の反発が予想されたからだ。「首相の強い意志だ」。こう説得する幹部に、榊原氏は「丁寧に議論してください」と注文をつけつつ、一定の理解を示した。
◆連合は迷走した。
 高プロについて、連合は「残業代ゼロ法案」と徹底的に反対してきた。ところが、神津里季生会長が29年7月13日、首相と官邸で会談し、高プロ対象者の長時間抑制策として「104日以上の休日確保」の義務化など修正を要請した。
 神津氏は会談後、記者団に「今の形のまま成立するのは耐えられない。是正が必要だ」と訴えた。修正が受け入れられれば高プロを条件付きで容認する姿勢に転じたのだ。しかし、傘下の産別労組は、神津氏が「変節した」と猛反発、連合は修正要請から2週間で撤回、再び反対に戻った。
 神津氏はなぜ容認に傾いたのか。29年春ごろ、連合の逢見直人事務局長(当時)が「今なら修正の余地がある」という官邸サイドの誘い水に応じ、調整を重ねた。官邸は、連合内で神津氏よりも影響力があり、次期会長の呼び声も高かった逢見氏を口説けば、連合をまとめられると踏んだ。事実、神津氏は、官邸−逢見ラインに歩調を合わせるように、そのまま官邸に飛び込んでいったという。
 「脇が甘かった」。連合幹部は、残業時間規制などを実現したい連合の足元を見透かした官邸側の作戦にはまった神津、逢見両氏に対し、こう漏らす。
 昨年10月に会長を続投した神津氏は今月10日、働き方改革実現に向けた国会内の集会で、過去の迷走を吹っ切るかのように高プロを批判した。
 「スジの悪いものが残っている。こうした空虚なもののせいで、大事な長時間労働是正がないがしろにされることは、絶対にあってはならない」
  ■  ■  ■
 政府は、連合の賛成を得られないまま法案を国会に提出した。だが、裁量労働制に関する不適切なデータ問題や、厚生労働省東京労働局の勝田智明局長の是正勧告をめぐる失言が足を引っ張る。勝田氏は10日の参院厚労委員会で「局長の権限をいたずらに行使するような発言であり、極めて不適切」と改めて陳謝したが、野党は批判を浴びせる。「厚労省は国民の信頼を失っている。法案を撤回すべきだ」
 野党はまた、高プロを削除した対案を準備している。働き方改革関連法案の行方は、2度も廃案になり27年9月に「三度目の正直」で成立し「呪われた法案」と揶揄(やゆ)された改正労働者派遣法の二の舞いになりそうな予感が漂い始めた。

「働く者のための働き方改革を実現しよう」4.10院内集会を開催(連合ニュース 2018.4.11)
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/news_detail.php?id=1362
 連合は、2018年4月10日夕刻、「働く者のための働き方改革を実現しよう」4.10院内集会を、衆議院第一議員会館多目的ホールで開催し、連合フォーラム議員および秘書、構成組織、地方連合会等から約330名が集会に参加しました。
 冒頭、神津会長は、「「働き方改革関連法案」には、罰則付き時間外労働の上限規制の導入や、同一労働同一賃金といった、連合がかねてから実現を求めてきた項目が盛り込まれている。働く者のための改革であるならば、長時間労働を助長しかねない高度プロフェッショナル制度は不要だ。過労死、過労自殺を日本からなくすため、法改正に向けて、共に頑張ろう」と挨拶しました。
 続いて、相原事務局長は対案に関して、「民進党・希望の党、立憲民主党の対案には、働く環境をより良いものにするという共通の理念がある。各党の持ち味を生かした対案であり、連合として働く者のための働き方改革の実現に向けて最大の成果を上げるための政策パッケージだと受け止めたい」と述べました。
 民進党・希望の党による『働き方改革検討のための合同会議』において共同座長を務めた、民進党の石橋通宏参議院議員より、対案である「安心労働社会実現法案」についての説明がありました。石橋参議院議員は、「対案には@雇用のあるべき姿を確立、Aパワハラの根絶、B長時間労働の是正という3つの方針を明記した。真に働く者のための法律をつくるため、国会において全力で闘っていきたい」と国会審議に望む決意を述べました。
 続いて、同じく共同座長を務めた、希望の党の岡本充功衆議院議員は、「長時間労働による弊害をなくす。そのためにも、労基法に時間外労働の上限規制を設け、勤務間インターバルを明記した。働き方を適正なものとするため、国会で闘っていきたい」と述べました。
 立憲民主党の西村智奈美衆議院議員は、立憲民主党の対案について、「すべての働く人たちのための労働法制にしていく。時間外、勤務間インターバル、同一労働同一賃金、相談できる専門機関の創設等について対案に明記した。高プロの削除をめざして、最後まで闘っていく」と述べました。
 連帯メッセージとして、運輸労連の小畑中央書記長は、「時間外労働の罰則付き上限規制の導入は大賛成である。しかし、自動車運転者について、5年後に適用される時間外上限規制が年720時間ではなく、960時間とされたことは大問題。ドライバーの命を守るためにも、時間外上限規制について一般則の適用を強く求めていきたい」と述べました。
 続いて、JAMの川野副書記長は、「「働き方改革関連法案」には高プロが残されたままである上、中小については施行日が1年延期された。また、時間外割増賃金の適用猶予についても、2023年2月に延期されることは、許されるものではない。弱い立場にある中小企業労働者のことを考えるシンク・スモール・ファーストの視点が欠落していると言わざるを得ない」と述べました。 
 真に「働く者の働き方改革」実現に向けて、連合フォーラム議員とともに連帯して取り組むことを確認するため、連合女性中央執行委員の山中しのぶ電機連合中央執行委員がアピール(案)を提案し、満場の拍手でもって採択されました。
 最後に、連合副会長の平川JEC連合会長が、「高プロはいらない、自動車の一般則適用、中小の同時施行の3点を勝ち取るため、団結してがんばろう」と述べ、参加者全員のがんばろう三唱で締めくくりました。 


>「働き方改革一括法案」の欺瞞――労働者を財界の使い捨てにさせてはならない(福祉国家構想研究会blog 2018.04.10)
http://welfare.fem.jp/?p=281

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お世話になっております。研究会事務局の梶原と申します。

中村和雄弁護士の論考を紹介してくださり、ありがとうございます。当研究会のツイッターに掲載させていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
https://twitter.com/fukushikokka/status/986177696836157440
福祉国家構想研究会
2018/04/18 11:40
今回の水谷氏は、


>日常的に毒があふれるこのような情報が入ってくる世界が理解できない(苦笑)。
>もちろんインスタの類いも…。たしかに「情報」ではあるのだが、そこで思考や議論は成立するのだろうか。

とかいっていますが、
コメ欄に"中村和雄弁護士の論考を紹介"したと称している者がいるんですけど?( ´,_ゝ`)プッ


また、理解できないんだったら水谷氏は本ブログ記事にSNS書き込みを引用しないでくださいよ。なんでやるの?

解っているんです。水谷氏にとって都合の悪い意見や情報・資料がSNS上に増えているから駄々こねをかましていることくらいwwwwww
ちゃんねらーことミル・イズミ
2018/10/25 19:20

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